偉人と王様の蜜月は平和を願う。
PIPES OF PEACE PAUL McCARTNEY

Pipes Of Peace
Say Say Say
(A vocal duet with MICHAEL JACKSON)
The Other Me
Keep Under Cover
So Bad
The Man
(A vocal duet with MICHAEL JACKSON)
Sweetest Little Show
Average Person
Hey Hey
Tug Of Peace
Through Our Love
マイケル・ショックから、一週間。 う〜ん・・。 やはり影響計り知れず。
やっぱ、凄い奴だった。 やっぱ、とんでもない奴だった。 改めてね。
最近の彼にコレといって気に留めてなかった私も、死去当日から、
あの世界中のファン、ファン、またファンが悲嘆にくれる表情を見るたびに
結局、なんだかんだ言われていたって、書かれていたって、
みんなに愛されていたんだなぁって。 大きかったんだなぁって。
死因が謎だの、遺産がどうだの、私にはどうでもいい。
彼が偉大なアーチストだったことは、ゆるぎない事実。
彼の残した功績、影響力、そして、音楽性をそれ以上に評価すべし。
かつての親友であった、“ロックの偉人”(私はあえてこう言います)は、
「 本当に悲しくてショッキングだ。
マイケルと交流したり仕事を一緒にできたことは幸運だった。
彼は優しい心を持った非常に才能ある人物だった。
彼の音楽は永遠に忘れられないだろうし、
わたしたちが一緒に過ごした時間も幸せな思い出になるだろう。 」
こうコメントしている。 もう許してるのかなぁ・・。

“Say Say Say”は、完璧なポップ・ソング。 PVでも仲良しで楽しそうでした。
この頃の二人の蜜月ぶりは、今では考えられないくらい。
マイケルからの「一緒にヒット曲作ろうよ」の電話一本で快諾。
彼に“Girlfriend”を提供から始まった交友が、ついに共演するまでになる。
ロンドンのポールの事務所で、マイケルと“戯れてる”間に、アイデアが浮かび、
“Say Say Say”の原型が生まれ、その後にポールがマイケルの自宅に
遊びに行った時に、ポールの未完成の曲に、マイケルが詩をつけて、
“The Man”が完成した。 レコーディングは81年11月頃に行われて、
バックはポールのほぼ一人演奏。 この2曲がこのアルバムに収録された。
(ポールは、そのお返しに、マイケルの曲“The Girl Is Mine”で共演する。
順番は先になったが、シングル・ヒットして、「THRILLER」にも収録された。)
でも、ポール!(怒)
いらんこと言うから。 冗談でもさ。 人が良過ぎるよ、ほんとに。
(お金が有り余ってるマイケルに、「ビートルズの版権買ったら、どう?」って、
冗談で言ったら、ホントに買っちゃったこと。 以来関係はギクシャク・・。
今では、マイケルがお金に困って、半分は売却したみたいだけど)
遺書に、残ってる半分の権利をポールに返したいって書いてあるらしいけどね。
だから、後々までもめるんだよ、全く。 そりゃ、腹も立ちますよ。
ライブで“Yesterday”や“Hey Jude”を歌う毎に、他人にお金を払うんですもん。
考えてみると、ポールとマイケルと、そしてスティーヴィー・ワンダー。
この3人をトライアングルにする相関図を書くと、興味深いものがある。
ポールとスティーヴィーは、この前作「TUG OF WAR」で2曲共演して、
人類調和の理想郷を歌った大傑作“Evony And Ivory”を大ヒットさせる。
スティーヴィーもマイケルに曲を提供(“I Can't Help It”)。 そのお返しに、
彼は「HOTTER THAN JULY」(’80)収録の“All I Do”のコーラスに参加。
その後、マイケルも曲作りした“We Are The World”(’85)に参加。 さらに、
マイケルの「BAD」(’87)の“Just Good Friends”で初共演。 そのお返しに、
スティーヴィーの「CHARACTERS」(’87)収録の“Get It”で再共演を果たす。
この3人に共通するキーワードは、「愛と平和」。 LOVE AND PEACEだ。
ポールにとって、5枚目にあたる“ソロ”アルバムは、それを物語ってる。
前作「TUG OF WAR」は、あのジョージ・マーティンと再び作り上げた、
ズラリと並ぶ佳曲とメリハリの効いたサウンドが、今でも誉れ高いと言われている
(私も思っています)けど、 問いかけてばっかだった。 人生を綱引きに例えて。
人種のこと。 男と女のこと。 争いのこと。 貧富のこと。 そして、ジョンにも。
そのポールなりの答えが、 この「PIPES OF PEACE」で辿りついたという。
「すべての問題は、互いに愛し合うことで平和が訪れ、解決されるのだ」と。
かなり考えたみたい。 自分にも問いかけて。 でも結局、見つけたのは“愛”。
そして、“平和”。 子供たちにも分かりやすいようにシンプルな歌にして。
ポール史上、最も“穏やかな”アルバム。 これが、「PIPES OF PEACE」だ。
「TUG OF WAR」セッションから、ポールの“レコーディング模索時代”に入るが、
(ジョンの死をきっかけにして、ツアーに出るまでの約10年間。)
「TUG OF WAR」を2枚組にする予定をやめて、ボツの曲とマイケルとの共作を
メインにした作品なので、ジョージ・マーティン以下、バック・ミュージシャンも、
ほぼ同じで、「TUG OF WAR」とは、兄弟関係に当たるアルバムになる。
(この頃の“右腕”は、デニー・レインから、元10ccのエリック・ステュワートに)
なので前作と比べると、全体的に地味で、こじんまりとして、評価もイマイチ。
しかし、このアルバムには、甘くて美しくも強烈なメッセージ・ソングである
“Pipes Of Peace”がある。 まさにポールなりの恒久の平和を願う反戦歌。
第一次大戦のクリスマスの日、英と独軍が、束の間の“停戦”時にサッカーを
やって祝ったという実話をもとにしたPVは、私のポールのベスト・クリップ。
ポールが二役で隊長と兵士に扮し、互いに故郷の妻の手紙に添えられた
写真をやり取りし、その直後の空爆で写真そのままに急いで退却。
その後の写真を見るポールの表情のなんと穏やかなこと。 戦場なのに。
ライン・コードもコロコロと展開する見事なメロディに、アレンジ構成が凄い。
「平和の笛」ことバグパイプを間奏で上手く組み込んで、軍隊式ドラムや
少年少女合唱団のコーラスや、後半には、なんとタブラの音まで様々な楽器
を効果的に配合。 地味だけど、ポールの独創的ベースも素晴らしい。
ジョンの存在を気にしてか、ソロになりたてから、ウィングス時代の70年代は
あえて、強烈なメッセージ・ソングは作らなかったし、歌ってこなかった。
(でも72年の“アイルランドに平和を”は、さすがに黙ってられなかった反戦歌)
しかし、ジョンが天に召された後、悩んだ末に悟ったわけです。 そして、
声が聞こえたみたい。 「おいポール。 声をあげろよ。 発言しろよ」って。
ジョンみたいに過激じゃないけど、ポールらしい甘くポップなメロディの裏にある、
秘められた熱いメッセージは、ポールだって負けてはいないんだ。
(これ以降、積極的にチャリティーにも参加するし、気負いなく発言していく)
また印象あるのは、甘くて優しくもポールの美しいファルセット・ヴォーカルと、
ポールのリリシズムあふれるベース・ラインと、リンゴのドラムも堪能できる
“So Bad”が収録されている。 ほぼベースとドラムだけで完成されてるこの曲。
ギターや鍵盤、コーラスはオマケ。 ビートルズの屋台骨は半端じゃないのだ。
あと、“The Other Me”は小曲で地味だけど存在感ある。 なんかホッとする。
ストリングスが強烈で、なんかウィングスっぽい感じの“Keep Undercover”
(やっぱ、デニー・レインが弾いてる)もいいし。 A面は聴く価値あり。
ただ、B面を裏返すと、ちと弱いかなぁ・・。 いかにも前作の焼き直しみたいな
“Tug Of Peace”や、スタンリー・クラークとの“天才ベーシスト”同士の
共作もあるけど、よく分かんない曲だし・・。 メロディはいい曲もあるけど、
詰めが甘いぞ、ポール。 まぁ、リラックスして聴けるから、いいか。
また、長くなっちゃったなぁ・・。
マイケルの事を書いて、簡単に終わるつもりだったんだけどさ。
やっぱ、ポールのこと書いたら、止まんねぇや。

Pipes Of Peace
Say Say Say
(A vocal duet with MICHAEL JACKSON)
The Other Me
Keep Under Cover
So Bad
The Man
(A vocal duet with MICHAEL JACKSON)
Sweetest Little Show
Average Person
Hey Hey
Tug Of Peace
Through Our Love
マイケル・ショックから、一週間。 う〜ん・・。 やはり影響計り知れず。
やっぱ、凄い奴だった。 やっぱ、とんでもない奴だった。 改めてね。
最近の彼にコレといって気に留めてなかった私も、死去当日から、
あの世界中のファン、ファン、またファンが悲嘆にくれる表情を見るたびに
結局、なんだかんだ言われていたって、書かれていたって、
みんなに愛されていたんだなぁって。 大きかったんだなぁって。
死因が謎だの、遺産がどうだの、私にはどうでもいい。
彼が偉大なアーチストだったことは、ゆるぎない事実。
彼の残した功績、影響力、そして、音楽性をそれ以上に評価すべし。
かつての親友であった、“ロックの偉人”(私はあえてこう言います)は、
「 本当に悲しくてショッキングだ。
マイケルと交流したり仕事を一緒にできたことは幸運だった。
彼は優しい心を持った非常に才能ある人物だった。
彼の音楽は永遠に忘れられないだろうし、
わたしたちが一緒に過ごした時間も幸せな思い出になるだろう。 」
こうコメントしている。 もう許してるのかなぁ・・。

“Say Say Say”は、完璧なポップ・ソング。 PVでも仲良しで楽しそうでした。
この頃の二人の蜜月ぶりは、今では考えられないくらい。
マイケルからの「一緒にヒット曲作ろうよ」の電話一本で快諾。
彼に“Girlfriend”を提供から始まった交友が、ついに共演するまでになる。
ロンドンのポールの事務所で、マイケルと“戯れてる”間に、アイデアが浮かび、
“Say Say Say”の原型が生まれ、その後にポールがマイケルの自宅に
遊びに行った時に、ポールの未完成の曲に、マイケルが詩をつけて、
“The Man”が完成した。 レコーディングは81年11月頃に行われて、
バックはポールのほぼ一人演奏。 この2曲がこのアルバムに収録された。
(ポールは、そのお返しに、マイケルの曲“The Girl Is Mine”で共演する。
順番は先になったが、シングル・ヒットして、「THRILLER」にも収録された。)
でも、ポール!(怒)
いらんこと言うから。 冗談でもさ。 人が良過ぎるよ、ほんとに。
(お金が有り余ってるマイケルに、「ビートルズの版権買ったら、どう?」って、
冗談で言ったら、ホントに買っちゃったこと。 以来関係はギクシャク・・。
今では、マイケルがお金に困って、半分は売却したみたいだけど)
遺書に、残ってる半分の権利をポールに返したいって書いてあるらしいけどね。
だから、後々までもめるんだよ、全く。 そりゃ、腹も立ちますよ。
ライブで“Yesterday”や“Hey Jude”を歌う毎に、他人にお金を払うんですもん。
考えてみると、ポールとマイケルと、そしてスティーヴィー・ワンダー。
この3人をトライアングルにする相関図を書くと、興味深いものがある。
ポールとスティーヴィーは、この前作「TUG OF WAR」で2曲共演して、
人類調和の理想郷を歌った大傑作“Evony And Ivory”を大ヒットさせる。
スティーヴィーもマイケルに曲を提供(“I Can't Help It”)。 そのお返しに、
彼は「HOTTER THAN JULY」(’80)収録の“All I Do”のコーラスに参加。
その後、マイケルも曲作りした“We Are The World”(’85)に参加。 さらに、
マイケルの「BAD」(’87)の“Just Good Friends”で初共演。 そのお返しに、
スティーヴィーの「CHARACTERS」(’87)収録の“Get It”で再共演を果たす。
この3人に共通するキーワードは、「愛と平和」。 LOVE AND PEACEだ。
ポールにとって、5枚目にあたる“ソロ”アルバムは、それを物語ってる。
前作「TUG OF WAR」は、あのジョージ・マーティンと再び作り上げた、
ズラリと並ぶ佳曲とメリハリの効いたサウンドが、今でも誉れ高いと言われている
(私も思っています)けど、 問いかけてばっかだった。 人生を綱引きに例えて。
人種のこと。 男と女のこと。 争いのこと。 貧富のこと。 そして、ジョンにも。
そのポールなりの答えが、 この「PIPES OF PEACE」で辿りついたという。
「すべての問題は、互いに愛し合うことで平和が訪れ、解決されるのだ」と。
かなり考えたみたい。 自分にも問いかけて。 でも結局、見つけたのは“愛”。
そして、“平和”。 子供たちにも分かりやすいようにシンプルな歌にして。
ポール史上、最も“穏やかな”アルバム。 これが、「PIPES OF PEACE」だ。
「TUG OF WAR」セッションから、ポールの“レコーディング模索時代”に入るが、
(ジョンの死をきっかけにして、ツアーに出るまでの約10年間。)
「TUG OF WAR」を2枚組にする予定をやめて、ボツの曲とマイケルとの共作を
メインにした作品なので、ジョージ・マーティン以下、バック・ミュージシャンも、
ほぼ同じで、「TUG OF WAR」とは、兄弟関係に当たるアルバムになる。
(この頃の“右腕”は、デニー・レインから、元10ccのエリック・ステュワートに)
なので前作と比べると、全体的に地味で、こじんまりとして、評価もイマイチ。
しかし、このアルバムには、甘くて美しくも強烈なメッセージ・ソングである
“Pipes Of Peace”がある。 まさにポールなりの恒久の平和を願う反戦歌。
第一次大戦のクリスマスの日、英と独軍が、束の間の“停戦”時にサッカーを
やって祝ったという実話をもとにしたPVは、私のポールのベスト・クリップ。
ポールが二役で隊長と兵士に扮し、互いに故郷の妻の手紙に添えられた
写真をやり取りし、その直後の空爆で写真そのままに急いで退却。
その後の写真を見るポールの表情のなんと穏やかなこと。 戦場なのに。
ライン・コードもコロコロと展開する見事なメロディに、アレンジ構成が凄い。
「平和の笛」ことバグパイプを間奏で上手く組み込んで、軍隊式ドラムや
少年少女合唱団のコーラスや、後半には、なんとタブラの音まで様々な楽器
を効果的に配合。 地味だけど、ポールの独創的ベースも素晴らしい。
ジョンの存在を気にしてか、ソロになりたてから、ウィングス時代の70年代は
あえて、強烈なメッセージ・ソングは作らなかったし、歌ってこなかった。
(でも72年の“アイルランドに平和を”は、さすがに黙ってられなかった反戦歌)
しかし、ジョンが天に召された後、悩んだ末に悟ったわけです。 そして、
声が聞こえたみたい。 「おいポール。 声をあげろよ。 発言しろよ」って。
ジョンみたいに過激じゃないけど、ポールらしい甘くポップなメロディの裏にある、
秘められた熱いメッセージは、ポールだって負けてはいないんだ。
(これ以降、積極的にチャリティーにも参加するし、気負いなく発言していく)
また印象あるのは、甘くて優しくもポールの美しいファルセット・ヴォーカルと、
ポールのリリシズムあふれるベース・ラインと、リンゴのドラムも堪能できる
“So Bad”が収録されている。 ほぼベースとドラムだけで完成されてるこの曲。
ギターや鍵盤、コーラスはオマケ。 ビートルズの屋台骨は半端じゃないのだ。
あと、“The Other Me”は小曲で地味だけど存在感ある。 なんかホッとする。
ストリングスが強烈で、なんかウィングスっぽい感じの“Keep Undercover”
(やっぱ、デニー・レインが弾いてる)もいいし。 A面は聴く価値あり。
ただ、B面を裏返すと、ちと弱いかなぁ・・。 いかにも前作の焼き直しみたいな
“Tug Of Peace”や、スタンリー・クラークとの“天才ベーシスト”同士の
共作もあるけど、よく分かんない曲だし・・。 メロディはいい曲もあるけど、
詰めが甘いぞ、ポール。 まぁ、リラックスして聴けるから、いいか。
また、長くなっちゃったなぁ・・。
マイケルの事を書いて、簡単に終わるつもりだったんだけどさ。
やっぱ、ポールのこと書いたら、止まんねぇや。
もう、“あいつ”が消えちまった・・。
OFF THE WALL MICHAEL JACKSON

Don't Stop 'Til You Get Enough
(今夜はドント・ストップ)
Rock With You (ロック・ウィズ・ユー)
Workin' Day And Night
(ワーキング・デイ・アンド・ナイト)
Get On The Floor
(ゲット・オン・ザ・フロア)
Off The Wall (オフ・ザ・ウォール)
Girlfriend (ガールフレンド)
She's Out Of My Life (あの娘が消えた)
I Can't Help It
(アイ・キャント・ヘルプ・イット)
It's The Falling In Love (それが恋だから)
Burn Out Disco Out (ディスコで燃えて)
マイケルが死んだ。 ほんとに、マイケルがいなくなっちまった・・。
自宅で倒れて、心配停止状態で病院へ搬送、必死の蘇生措置もむなしく・・。
50歳だった。 早すぎるよ、全く。 6月25日現在、死因は不明だけど、
ムリしてたんじゃないのかなぁ・・。 いっぱい薬とかも飲んでただろうし。
ただ昨今のマイケルの報道には、いい加減、飽き飽きしてたとこなんで、
正直、12年ぶりに来月始まるというロンドンでの大規模なコンサートにも、
「おいおい、ほんとに大丈夫なん?」と、少々疑念を持っていた。
(どう見たって、LIVEができる体じゃなかったし、カラ元気にしか見えんかった。
きっと誰かに“やらされてる”匂いがしてならなかったし。 お金かなぁ・・。)
というのも、彼には悪いけど、私の中ではもう“マイケルは終わっていた”から。
彼に対して、もう新しい曲や音楽活動なんかには、もう諦めてたとこがあって。
やはりアーチストたるもの、現役でどれだけ作品を創作できるか、活動できるか、
さもなくば、夢を与え続けられるかで評価されるもの。
残念だけど、今のマイケルにはそのカケラもない。 見出せない。
いくらカリスマ性があるなどとはいえ、本質とは違うはず。
文句なく、彼は世界的スーパースター。 「KING OF POP」だ。
いや、“だった”だ。 だけど・・。
昨今のやれ金銭トラブルだ、整形疑惑だの、やれ裁判の醜い争いの数々。
過去には性的虐待で逮捕されたこともあったっけ。
そんな「KING OF POP」じゃなく、「KING OF GOSSIP」よろしく、
ゴシップまみれの、芸能ネタの宝庫となったマイケルなんてもう見たくなかった。
私のマイケルとの出会いは、「OFF THE WALL」が大ヒットしてるくらいで、
ス○キのスクーターのCMでの、マイケルのキレのいいダンスと笑顔は鮮明に、
今も目に焼き付いている。 カッコよかったなぁ・・。 輝いてました。
「THRILLER」(’82)のとんでもなさ、もの凄さなんか、誰だって認めてる。
だけど、私の中のマイケルは、“モンスター化”する前のコレで決まり。
エグゼクティヴ・プロデューサーのクインシー・ジョーンズと初めて手を組んだ
超セレブかつ、完璧たるグレイト・ブラック・コンテンポラリー・アルバム。
これが「OFF THE WALL」(’79)だ。 これこそ、マイケルの最高傑作だ。
現在のアルバム・カバーは、足元のソックスがキラリのカバーになってるけど、
(アナログ当時の裏ジャケットが表に) 隠すのはいかんぞ、マイケル。
私の中のマイケルは、アフロにダンゴっ鼻でニッコリのオリジナル・カバーだ。
彼の意に反して、あえて、こっちをアップします。(こっちの方がイカすよ。)
今では、もう整形しすぎて面影もないし、“色”まで違うもんなぁ・・。

マイケルがクインシーと組んだことが、更なる飛躍になっていくんだけど、
加えて、コンポーザーにロッド・テンパートンを起用したことが大きい。
(元ヒートウェイブのキーボードやってた奴。 こいつ白人なんだけど、
ファンキーな野郎で、“Rock With You”と“Off The Wall”は彼の作品。)
“愛のコリーダ”と“ブギー・ナイツ”が合体ですよ。 凄いに決まってる。
さらに、ポールとスティーヴィー・ワンダーも楽曲を提供して盛り立てて、
バック・ミュージシャンも、書くのも嫌になるくらい顔、顔、顔の超一流どこ、
腕利きの面々がズラリと勢揃いして、マイケルを全面バックアップ。
大ヒット間違いなし。 売れて当たり前。 まさにパーフェクト。
今日久々に、コレを聴いたけど、“今夜はドント・ストップ”のイントロでの、
マイケルのウィスパリングには今でもゾクゾクするし、期待感と興奮で、
「アォ〜」一発。 そこはミラーボールがきらびやかなディスコ・フロアーへ。
マイケルのファルセット・ヴォイス爆発のファンキー・ポップでスタート!
そこから、アナログでいうA面はセレブなディスコ・ビートのオンパレードだ。
私の中では彼のベスト・ソングだと思ってる“Rock With You”は、
クールでさらりとかわし、“Workin' Day And Night”で昼夜を問わず踊り、
マイケル史上最高のディスコ・ナンバーである“Get On The Floor”で、
フロアを席巻。 B面の頭の“Off The Wall”もヒートウェイブっぽい、
ビート・パターンと、マイケルのポップ感覚が融合した極上のダンス・チューン。
B面に行くと少し表情が変わって、ポールらしいメロディが愛らしい、
“Girlfried”が続いて、“あの娘が消えた”での、情感こもったマイケルの
歌声に涙した女性も多いでしょう。 次のスティーヴィーの曲から、
“それが恋だから”のソフィースケイトなメロー路線もセンス抜群。
ところが、ラストの“ディスコで燃えて”は、濃い目のこってりファンクで、
締めるとこなんかは、バランスも考えた一切の妥協なしの仕上がり。
マイケルのいい意味での“無邪気っぽさ”や無垢な甘酢っぱさを残しつつ、
ソングライティングの才能、才気を開花させ、ポップの王道への礎を築き、
アーチストとしてのスタイルを確立させたクインシーの手腕は見事。
後の数々の偉業達成も、彼が植えつけたポップ・センスがあったから。
ジャクソン5時代からスター街道を歩んできたマイケルだったけど、ついに、
世界のスーパースターになった瞬間が、この「OFF THE WALL」にある。
“黒人”だった頃のマイケル。 ほんとに凄かった。 マジでスゲー奴だった。
もうこれでマスコミに追われることも、あること、ないこと書かれることも、
裁判のゴタゴタに巻き込まれることも、 顔や体の不調に悩むことも、
すべて解放されるんだ。 ゆっくり休んでおくれ。
でも、きっとほんとはステージに立ちたかったんだろうなぁ・・。
さよなら、マイケル。 心よりご冥福をお祈りします。 合掌。

Don't Stop 'Til You Get Enough
(今夜はドント・ストップ)
Rock With You (ロック・ウィズ・ユー)
Workin' Day And Night
(ワーキング・デイ・アンド・ナイト)
Get On The Floor
(ゲット・オン・ザ・フロア)
Off The Wall (オフ・ザ・ウォール)
Girlfriend (ガールフレンド)
She's Out Of My Life (あの娘が消えた)
I Can't Help It
(アイ・キャント・ヘルプ・イット)
It's The Falling In Love (それが恋だから)
Burn Out Disco Out (ディスコで燃えて)
マイケルが死んだ。 ほんとに、マイケルがいなくなっちまった・・。
自宅で倒れて、心配停止状態で病院へ搬送、必死の蘇生措置もむなしく・・。
50歳だった。 早すぎるよ、全く。 6月25日現在、死因は不明だけど、
ムリしてたんじゃないのかなぁ・・。 いっぱい薬とかも飲んでただろうし。
ただ昨今のマイケルの報道には、いい加減、飽き飽きしてたとこなんで、
正直、12年ぶりに来月始まるというロンドンでの大規模なコンサートにも、
「おいおい、ほんとに大丈夫なん?」と、少々疑念を持っていた。
(どう見たって、LIVEができる体じゃなかったし、カラ元気にしか見えんかった。
きっと誰かに“やらされてる”匂いがしてならなかったし。 お金かなぁ・・。)
というのも、彼には悪いけど、私の中ではもう“マイケルは終わっていた”から。
彼に対して、もう新しい曲や音楽活動なんかには、もう諦めてたとこがあって。
やはりアーチストたるもの、現役でどれだけ作品を創作できるか、活動できるか、
さもなくば、夢を与え続けられるかで評価されるもの。
残念だけど、今のマイケルにはそのカケラもない。 見出せない。
いくらカリスマ性があるなどとはいえ、本質とは違うはず。
文句なく、彼は世界的スーパースター。 「KING OF POP」だ。
いや、“だった”だ。 だけど・・。
昨今のやれ金銭トラブルだ、整形疑惑だの、やれ裁判の醜い争いの数々。
過去には性的虐待で逮捕されたこともあったっけ。
そんな「KING OF POP」じゃなく、「KING OF GOSSIP」よろしく、
ゴシップまみれの、芸能ネタの宝庫となったマイケルなんてもう見たくなかった。
私のマイケルとの出会いは、「OFF THE WALL」が大ヒットしてるくらいで、
ス○キのスクーターのCMでの、マイケルのキレのいいダンスと笑顔は鮮明に、
今も目に焼き付いている。 カッコよかったなぁ・・。 輝いてました。
「THRILLER」(’82)のとんでもなさ、もの凄さなんか、誰だって認めてる。
だけど、私の中のマイケルは、“モンスター化”する前のコレで決まり。
エグゼクティヴ・プロデューサーのクインシー・ジョーンズと初めて手を組んだ
超セレブかつ、完璧たるグレイト・ブラック・コンテンポラリー・アルバム。
これが「OFF THE WALL」(’79)だ。 これこそ、マイケルの最高傑作だ。
現在のアルバム・カバーは、足元のソックスがキラリのカバーになってるけど、
(アナログ当時の裏ジャケットが表に) 隠すのはいかんぞ、マイケル。
私の中のマイケルは、アフロにダンゴっ鼻でニッコリのオリジナル・カバーだ。
彼の意に反して、あえて、こっちをアップします。(こっちの方がイカすよ。)
今では、もう整形しすぎて面影もないし、“色”まで違うもんなぁ・・。

マイケルがクインシーと組んだことが、更なる飛躍になっていくんだけど、
加えて、コンポーザーにロッド・テンパートンを起用したことが大きい。
(元ヒートウェイブのキーボードやってた奴。 こいつ白人なんだけど、
ファンキーな野郎で、“Rock With You”と“Off The Wall”は彼の作品。)
“愛のコリーダ”と“ブギー・ナイツ”が合体ですよ。 凄いに決まってる。
さらに、ポールとスティーヴィー・ワンダーも楽曲を提供して盛り立てて、
バック・ミュージシャンも、書くのも嫌になるくらい顔、顔、顔の超一流どこ、
腕利きの面々がズラリと勢揃いして、マイケルを全面バックアップ。
大ヒット間違いなし。 売れて当たり前。 まさにパーフェクト。
今日久々に、コレを聴いたけど、“今夜はドント・ストップ”のイントロでの、
マイケルのウィスパリングには今でもゾクゾクするし、期待感と興奮で、
「アォ〜」一発。 そこはミラーボールがきらびやかなディスコ・フロアーへ。
マイケルのファルセット・ヴォイス爆発のファンキー・ポップでスタート!
そこから、アナログでいうA面はセレブなディスコ・ビートのオンパレードだ。
私の中では彼のベスト・ソングだと思ってる“Rock With You”は、
クールでさらりとかわし、“Workin' Day And Night”で昼夜を問わず踊り、
マイケル史上最高のディスコ・ナンバーである“Get On The Floor”で、
フロアを席巻。 B面の頭の“Off The Wall”もヒートウェイブっぽい、
ビート・パターンと、マイケルのポップ感覚が融合した極上のダンス・チューン。
B面に行くと少し表情が変わって、ポールらしいメロディが愛らしい、
“Girlfried”が続いて、“あの娘が消えた”での、情感こもったマイケルの
歌声に涙した女性も多いでしょう。 次のスティーヴィーの曲から、
“それが恋だから”のソフィースケイトなメロー路線もセンス抜群。
ところが、ラストの“ディスコで燃えて”は、濃い目のこってりファンクで、
締めるとこなんかは、バランスも考えた一切の妥協なしの仕上がり。
マイケルのいい意味での“無邪気っぽさ”や無垢な甘酢っぱさを残しつつ、
ソングライティングの才能、才気を開花させ、ポップの王道への礎を築き、
アーチストとしてのスタイルを確立させたクインシーの手腕は見事。
後の数々の偉業達成も、彼が植えつけたポップ・センスがあったから。
ジャクソン5時代からスター街道を歩んできたマイケルだったけど、ついに、
世界のスーパースターになった瞬間が、この「OFF THE WALL」にある。
“黒人”だった頃のマイケル。 ほんとに凄かった。 マジでスゲー奴だった。
もうこれでマスコミに追われることも、あること、ないこと書かれることも、
裁判のゴタゴタに巻き込まれることも、 顔や体の不調に悩むことも、
すべて解放されるんだ。 ゆっくり休んでおくれ。
でも、きっとほんとはステージに立ちたかったんだろうなぁ・・。
さよなら、マイケル。 心よりご冥福をお祈りします。 合掌。
派手なのに影が薄い“老舗の味”。
THE WORKS QUEEN

Radio Ga Ga
Tear It Up
It's A Hard Life
Man On The Prowl
Machines (or 'Back To Humans')
I Want To Break Free
Keep Passing The Open Windows
Hammer To Fall
Is This The World We Created...?
QUEEN。 しばらく聴いてなかったなぁ・・。
とはいえ、彼らも語り尽くされてるので、またまた“今さら”になってしまうけど、
私なりのQUEENのお久さな話。 よろしくお付き合いを。
私のQUEEN初体験は、英国では家では必ず所有しているといわれる、
「QUEEN GREATEST HITS」の日本盤。 カセット録音したものだったけど。
(国によって収録曲が異なる7種あって、日本盤は“Bicycle Race”と
“Seven Seas Of Rhyme”をカットして、変わりに“手をとりあって”と
“Under Pressure”をプラス。 現在は英国仕様に統一。)
これもテープ伸ばしてしまうほど聴いて、レコードを買い直したくらい。
ROCKの華やかさ、美しさ、そして、激しさを教えてくれたのはQUEENだった。
そして、ラジオから、まさしく「大いなるラジオ賛歌」である“Radio Ga Ga”が、
ヘヴィー・ローテし始め、 いよいよ84年、待望のオリジナル・アルバム。
この「THE WORKS」は、私のオリジナル・アルバムとしては初QUEENでした。
やっぱこの頃はMTV絶対時代。 “Radio Ga Ga”のレトロなのに近未来な
映像と、大観衆とのハンド・クラッピングが印象が残るビデオは鮮明なままだ。
(このビデオがLIVE AIDでも、ウェンブリーでも、世界中のオーディエンスが
両手を挙げ、一糸乱れずクラップするポーズを画一させたといえる。)
でも、なんか影が薄いんだよなぁ・・。 ジャケの影は濃いんだけど。
作りは派手。 コンパクトで英国ではシングルが4曲もヒットしたし。
しかし、なぜか往年のQUEENマニアからも、やっぱ評価が低いようで。
(79〜86年くらいのアルバムって、一般的にもあまり人気がないみたい。)
QUEENの4人がバンド・マネージメント、“自主管理”を開始し、それを統括してた
のが、ジョン・ディーコン(b)。 中でも地味で、表立ったソロ活動もしてなかったが、
「THE GAME」(’79)以降のQUEENの活動のイニシアティブを取っていたのは彼。
(もちろん、メンバー・ミーティングもあったしや合議の上での話だけど。)
前作「HOT SPACE」(’82)での大胆なディスコ、ファンク路線の失敗、不評で、
責任のなすり合いもあったみたいだけど、大作主義、コンセプト重視の姿勢から、
ジョンの考えるコンパクトでシングル重視のスタイル、戦略へシフト・チェンジ。
“異色から王道への帰還。” これが、「THE WORKS」だ。
それが見事に功を奏し、セールス面はもとより、英国では大幅に信頼を回復し、
“QUEEN”という名のバンドの格を押し上げ、ブランド化に成功し、
QUEENが英国の“国民的バンド”になった重要なアルバムだと思う。
ズバリ、楽曲勝負。 ようやく気付いたんでしょう。
もう実験なんて必要ないんですよ。 QUEENには。
前作でトライしたシンセ、打ち込みを多用した機械的(マシーン)要素に、
影を潜めていたエッジの効いた従来のハード・ロックを復活させ、プラス
受けの良かったシングルを狙う(焼き直す)、コンパクトな売れ線ポップを
融合した作り。 更に、MTVを意識したPV戦略にも力を入れ、イメージ効果
(趣味の良し悪しは別)のアップにも成功。 時代の流れにうまく乗った。
簡単に言えば、前々作の「THE GAME」の再構築、発展形といっていい。
ただ、もう新しい方向性を切り開いて行く姿は、これで見られなくなる。
みんなが求めるQUEENを演じ始め、この後は、“伝統芸能”の域まで到達
していくのだから。 (私は、これでいいと思ってるんですが)
この辺が、往年のマニアの賛否が分かれるポイントなんじゃないかな。
シングルは、最初がロジャー作の“Radio Ga Ga”は完全なるマシーン化した
エレクトリック・ポップ。 次にジョン作の“I Want To Break Free”は、
4人が女装したPVのイメージが強すぎるキャッチーなポップ・ソング。
(このビデオ、実はアメリカでは総スカンを食って、お株まるつぶれになったとか。
アルバム・ヴァージョンより、ファンファーレ付きのシングル・リミックスが秀逸。)
次は、フレディ作のいきなり「♪ア・ド〜ン!!〜」からフレディ節全開の美し過ぎる
壮大な愛の賛歌である“It's A Hard Life”。 最後にブライアン作の従来の
ドライブエッジの効いたロジャーらしいドタバタ・ドラムも復活したハード・ロック
“Hammer To Fall”(12インチのHeadbangers Mixは強烈。)の4曲。
メンバー4人が、それぞれシングル曲を提供、ヒットしたことになる。
シングルの“表”にならなかった曲も、粒揃い。
QUEEN流ヘヴィー・メタル“Tear It Up”じゃ、ブライアンのギターが炸裂。
“Man On The Prowl”は、第2の“Crazy Little Thing Called Love”。
だけど、ロカビリーも板に着いて、完成度はこっちの方が上。
“Machines”は、前作で“失敗”したテクノ路線で勝負するも、ブライアンが、
ロック風に料理している分、力強くカッコいい仕上がりに。
“Keep Passing 〜”は、目立たないけど、フレディ独特のメロディ・ラインと、
ドラマテックな展開が美しい佳曲。 “Is This The World 〜”も、
第2の“Love Of My Life”といっていいシンプルでアコースティックな小曲。
ブダペストのライブでの、大観衆との大合唱シーン。 ジーンときたなぁ・・。
思わず全曲紹介してしまったが、この年、年末クリスマス商戦に参戦よろしく、
シングル“Thank God It's Christmas”を発表。 そのカップリングを含めると、
このアルバムから、全曲がシングル盤に収められることになった。
こうしてみると、QUEENには、やっぱ“老舗の味”が一番いい。 安心します。
「80年代QUEENの中〜終期への指針」といっていい、このアルバム。
初めてQUEENのオリジナル・アルバムを体験する人がいたら、
私は迷わずコレを勧める。

Radio Ga Ga
Tear It Up
It's A Hard Life
Man On The Prowl
Machines (or 'Back To Humans')
I Want To Break Free
Keep Passing The Open Windows
Hammer To Fall
Is This The World We Created...?
QUEEN。 しばらく聴いてなかったなぁ・・。
とはいえ、彼らも語り尽くされてるので、またまた“今さら”になってしまうけど、
私なりのQUEENのお久さな話。 よろしくお付き合いを。
私のQUEEN初体験は、英国では家では必ず所有しているといわれる、
「QUEEN GREATEST HITS」の日本盤。 カセット録音したものだったけど。
(国によって収録曲が異なる7種あって、日本盤は“Bicycle Race”と
“Seven Seas Of Rhyme”をカットして、変わりに“手をとりあって”と
“Under Pressure”をプラス。 現在は英国仕様に統一。)
これもテープ伸ばしてしまうほど聴いて、レコードを買い直したくらい。
ROCKの華やかさ、美しさ、そして、激しさを教えてくれたのはQUEENだった。
そして、ラジオから、まさしく「大いなるラジオ賛歌」である“Radio Ga Ga”が、
ヘヴィー・ローテし始め、 いよいよ84年、待望のオリジナル・アルバム。
この「THE WORKS」は、私のオリジナル・アルバムとしては初QUEENでした。
やっぱこの頃はMTV絶対時代。 “Radio Ga Ga”のレトロなのに近未来な
映像と、大観衆とのハンド・クラッピングが印象が残るビデオは鮮明なままだ。
(このビデオがLIVE AIDでも、ウェンブリーでも、世界中のオーディエンスが
両手を挙げ、一糸乱れずクラップするポーズを画一させたといえる。)
でも、なんか影が薄いんだよなぁ・・。 ジャケの影は濃いんだけど。
作りは派手。 コンパクトで英国ではシングルが4曲もヒットしたし。
しかし、なぜか往年のQUEENマニアからも、やっぱ評価が低いようで。
(79〜86年くらいのアルバムって、一般的にもあまり人気がないみたい。)
QUEENの4人がバンド・マネージメント、“自主管理”を開始し、それを統括してた
のが、ジョン・ディーコン(b)。 中でも地味で、表立ったソロ活動もしてなかったが、
「THE GAME」(’79)以降のQUEENの活動のイニシアティブを取っていたのは彼。
(もちろん、メンバー・ミーティングもあったしや合議の上での話だけど。)
前作「HOT SPACE」(’82)での大胆なディスコ、ファンク路線の失敗、不評で、
責任のなすり合いもあったみたいだけど、大作主義、コンセプト重視の姿勢から、
ジョンの考えるコンパクトでシングル重視のスタイル、戦略へシフト・チェンジ。
“異色から王道への帰還。” これが、「THE WORKS」だ。
それが見事に功を奏し、セールス面はもとより、英国では大幅に信頼を回復し、
“QUEEN”という名のバンドの格を押し上げ、ブランド化に成功し、
QUEENが英国の“国民的バンド”になった重要なアルバムだと思う。
ズバリ、楽曲勝負。 ようやく気付いたんでしょう。
もう実験なんて必要ないんですよ。 QUEENには。
前作でトライしたシンセ、打ち込みを多用した機械的(マシーン)要素に、
影を潜めていたエッジの効いた従来のハード・ロックを復活させ、プラス
受けの良かったシングルを狙う(焼き直す)、コンパクトな売れ線ポップを
融合した作り。 更に、MTVを意識したPV戦略にも力を入れ、イメージ効果
(趣味の良し悪しは別)のアップにも成功。 時代の流れにうまく乗った。
簡単に言えば、前々作の「THE GAME」の再構築、発展形といっていい。
ただ、もう新しい方向性を切り開いて行く姿は、これで見られなくなる。
みんなが求めるQUEENを演じ始め、この後は、“伝統芸能”の域まで到達
していくのだから。 (私は、これでいいと思ってるんですが)
この辺が、往年のマニアの賛否が分かれるポイントなんじゃないかな。
シングルは、最初がロジャー作の“Radio Ga Ga”は完全なるマシーン化した
エレクトリック・ポップ。 次にジョン作の“I Want To Break Free”は、
4人が女装したPVのイメージが強すぎるキャッチーなポップ・ソング。
(このビデオ、実はアメリカでは総スカンを食って、お株まるつぶれになったとか。
アルバム・ヴァージョンより、ファンファーレ付きのシングル・リミックスが秀逸。)
次は、フレディ作のいきなり「♪ア・ド〜ン!!〜」からフレディ節全開の美し過ぎる
壮大な愛の賛歌である“It's A Hard Life”。 最後にブライアン作の従来の
ドライブエッジの効いたロジャーらしいドタバタ・ドラムも復活したハード・ロック
“Hammer To Fall”(12インチのHeadbangers Mixは強烈。)の4曲。
メンバー4人が、それぞれシングル曲を提供、ヒットしたことになる。
シングルの“表”にならなかった曲も、粒揃い。
QUEEN流ヘヴィー・メタル“Tear It Up”じゃ、ブライアンのギターが炸裂。
“Man On The Prowl”は、第2の“Crazy Little Thing Called Love”。
だけど、ロカビリーも板に着いて、完成度はこっちの方が上。
“Machines”は、前作で“失敗”したテクノ路線で勝負するも、ブライアンが、
ロック風に料理している分、力強くカッコいい仕上がりに。
“Keep Passing 〜”は、目立たないけど、フレディ独特のメロディ・ラインと、
ドラマテックな展開が美しい佳曲。 “Is This The World 〜”も、
第2の“Love Of My Life”といっていいシンプルでアコースティックな小曲。
ブダペストのライブでの、大観衆との大合唱シーン。 ジーンときたなぁ・・。
思わず全曲紹介してしまったが、この年、年末クリスマス商戦に参戦よろしく、
シングル“Thank God It's Christmas”を発表。 そのカップリングを含めると、
このアルバムから、全曲がシングル盤に収められることになった。
こうしてみると、QUEENには、やっぱ“老舗の味”が一番いい。 安心します。
「80年代QUEENの中〜終期への指針」といっていい、このアルバム。
初めてQUEENのオリジナル・アルバムを体験する人がいたら、
私は迷わずコレを勧める。
内も外も黒ずくめの大バカ兄弟。
THE BLUES BROTHERS (Original Soundtrack)

She Caught The Katy
Peter Gunn's Theme
Gimme Some Lovin'
Shake Your Tailfather
Everybody Needs Somebody To Love
The Old Landmark (James Brown)
Think (Aretha Franklin)
Theme From “Rawhide”
Minne The Moocher (Cab Calloway)
Sweet Home Chicago
Jailhouse Rock
こないだ、あのGMが破綻した。 とはいえ、もうなくなっちゃうんじゃなく、
米政府が約500億ドル(5兆円!)追加融資、救済して、再建後の新株の
約6割を買い占めるみたいなんで、事実上の国有化になるわけです。
今さら、昨今のご時勢を語る気はないんですが・・。
GMっていえば、我々日本男児にしてみたら、みんなの夢と憧れだった。
シボレー、ポンティアック(トランザム)、キャデラック、サターン、ハマーなど、
これ全部、GMのブランド。 アメ車の象徴です。
若い時に免許取って、男なら誰しも一度は、
「アメ車に乗って、アメリカををブッ飛ばしたい」という夢を思ったのでは。
“ブルース・モービル”。
70年代のDODGE(ダッジ)のセダンの白黒のパトカー仕様。
(ダッジは、クライスラーのブランドですが、これもアメ車のシンボル。)

ジョン・ランディス監督による、映画「ブルース・ブラザース」('80)に出てくる
超ド派手なカーアクションを巻き起こす、まさに“スーパーカー”だ。
金に糸目をつけず、予定調和もまるで無視して、とにかくブッ壊して突っ走る。
(巨大ショッピングモールをめちゃくちゃにして、パトカーを58台クラッシュさせた!)
その“破壊ショー”は、ハリウッド映画史上最も痛快なカーアクション。
バカでかいボディに、バカでかいエンジン。 ガソリンの燃費なんてクソくらえ。
アクセル踏み込んでパワー全開でブッ飛ばす! これこそアメ車の醍醐味だ。
でも、時代はエコ。 ハイブリット車や電気自動車が主役に変わります。
テーマは“環境第一”。 無駄遣いはせずに、“地球にやさしく”です。
こんなバカげたことは時代遅れ。 実は“ダサい”と指差される時代なんです。
あぁ夢、崩れたり・・。
でもこんな時、この映画史上最高のエンターテイメント・ムービーを観れば、
古き良き、そしてハチャメチャでバカバカしい“あの頃”のアメリカを懐かしめる。
ドタバタなストーリー、個性揃いのキャラクラー達と超豪華なゲスト陣に、
超ド派手なカーアクション、そして、素晴らしい音楽とパフォーマンス。
これぞ、画期的な究極のエンターテイメント・ムービー。
「ブルース・ブラザース」 (日本題は“ブラザーズ”じゃなく、“ブラザース”)は、
私が最も愛するハリウッド映画でもある。
ブルース・ブラザーズ。 なにやら怪しい二人組だ。
黒のスーツにネクタイも黒、黒い帽子に、そして黒のサングラス(RayBanの)。
「こいつら、何者?」 とにかく強烈なインパクトと圧倒的な個性。

70年代、米NBCの超人気TVバラエティ・ショー「サタデーナイト・ライブ」の、
初代レギュラーだったダン・エイクロイドとジョン・ベルーシの二人からなる、
天才コメディアンだ。 しかし、黒人音楽に対する並々ならぬ愛情と、
深いリスペクトは本物だ。
設定では、弟のエイクロイドだが、元来の黒人音楽マニアでメタル・ファンの、
ベルーシをコンビ結成にこぎつけ、イニシアティブを取っていたのは彼だ。
この映画の脚本を執筆し(ランディス監督がまとめる)、音楽的要素として、
シカゴのエレクトリック・ブルースとメンフィスのR&Bの融合を目論み、
単なるドタバタ・コメディに成り下がらないミュージカル・グレイト・コメディに、
仕上げた。 その手腕は見事。 これぞ“ザッツ・エンターテイメント”だ。
(エイクロイドは、映画でいえば、「ゴーストバスターズ」の方が有名だけど、
この人は、あの“ハード・ロック・カフェ”の創設者の一人でもある。)
ストーリーは簡単に書くと、出所した兄(ジェイク)と迎えた弟(エルウッド)が、
生まれ育った孤児院の閉鎖を阻止すべく、税金の工面を自ら申し出る。でも、
犯罪で得た汚い金は受け取らないという院長の言葉から、神の啓示より、
その方法は、かつてのバンドメンバーとライブで一発儲けるというものだが・・。
かつてのメンバー集めからトラブルの連続で、彼らの行く先々は障害続き。
と言うか、もう、めちゃくちゃ。 これでもかと言うほどの“ブチ壊し”よう。
果たして、ライブは出来るのか。 孤児院は救済出来るのか。 こんな感じ。
もう彼らのオープニングとクロージング・テーマになった、泣く子も黙る、
オーティス・レディングの“Can't Turn You Loose”の軽快なホーンを
バックに、体を不器用にシェイクさせて登場する姿は、なぜかカッコいい。
(映画では、この曲をバックにショッピング・モール内をパトカーに追われ爆走!)
彼らを支えるバック・メンバーも、なかなかの職人プレイヤーが勢ぞろい。
スティーブ・クロッパー(g)とドナルド“ダック”・ダン(b)は、元ブッカーT&MGズ
で、マット・マーフィー(g)は、元メンフィス・スリムのメンバー。
(STAXを支えたソウル、R&Bギタリストと渋めのブルースギター職人の競演!)
ウィリー・ホール(ds)も、STAX出身だし、マーフィー・ダンがピアノとハモンドで、
ホーン隊に、アラン・ルービン(tp)、トム・マローン(tb)、ルー・マリーニ(ts)が、
しっかり脇を固め、 この脱線コンビを盛り立てる。
劇中でのライブシーンも実に見事。 これぞ、“ヘタウマ”の魅力だ。
歌なんて全然上手くないし、踊りも不恰好。 なのに、妙にカッコよかったり。
一発目のピケットの“Everybody Needs Somebody”こそ、最高の見せ場だ。
(次の“Sweet Home Chicago”の途中で逃げ出しちゃうんで・・。)
このサントラ盤もそうだけど、音楽の練りこみ方とセンスが実に素晴らしい。
映画にゲスト出演したミュージシャンも、有り得ないメンツばかり。
(サントラに未収録の曲も、小道具的にエルモア・ジェームスやサム&デイヴが
絶妙の間で鳴ってるし、ルイ・ジョーダンをわざわざ“SP盤”で流してる)
楽器屋の店主に、レイ・チャールズ。 そう、ソウルのパイオニア。
インチキ牧師に、ジェームス・ブラウン。 そう、ファンクのゴッドファーザー。
ソウル・フード屋の女主人に、アレサ・フランクリン。 そう、クイーン・オブ・ソウル。
そして、孤児院の使用人に、なんとキャブ・キャロウェイ。 そう、ジャイブの帝王。
(チョイ役で、ジョン・リー・フッカーも道で演奏、聖歌隊の中にチャカ・カーンなど)
このメンツの濃いこと! 凄すぎ。 よく出演してくれたもんです。
その彼らの素晴らしいパフォーマンスも映画の見所の一つ。
(特に、レイ・チャールズは凄い! フェンダーローズでのイントロしびれます)
黒人音楽ファン必見、必聴のミュージカル・グレート・コメディなのだ。
そんな彼らも、ベルーシがこの2年後、ドラッグ使用過多で急死したために消滅。
惜しい奴を亡くしたもんです。 やっぱ、何でも“天才”は早く逝きます。
18年後、“2000年版”で復活するけど、エイクロイドの相方には役不足。
オリジナルのあの“ブルースの絆”で結ばれたバカ2人じゃなきゃ。
また、観たくなってしまったなぁ・・。

She Caught The Katy
Peter Gunn's Theme
Gimme Some Lovin'
Shake Your Tailfather
Everybody Needs Somebody To Love
The Old Landmark (James Brown)
Think (Aretha Franklin)
Theme From “Rawhide”
Minne The Moocher (Cab Calloway)
Sweet Home Chicago
Jailhouse Rock
こないだ、あのGMが破綻した。 とはいえ、もうなくなっちゃうんじゃなく、
米政府が約500億ドル(5兆円!)追加融資、救済して、再建後の新株の
約6割を買い占めるみたいなんで、事実上の国有化になるわけです。
今さら、昨今のご時勢を語る気はないんですが・・。
GMっていえば、我々日本男児にしてみたら、みんなの夢と憧れだった。
シボレー、ポンティアック(トランザム)、キャデラック、サターン、ハマーなど、
これ全部、GMのブランド。 アメ車の象徴です。
若い時に免許取って、男なら誰しも一度は、
「アメ車に乗って、アメリカををブッ飛ばしたい」という夢を思ったのでは。
“ブルース・モービル”。
70年代のDODGE(ダッジ)のセダンの白黒のパトカー仕様。
(ダッジは、クライスラーのブランドですが、これもアメ車のシンボル。)

ジョン・ランディス監督による、映画「ブルース・ブラザース」('80)に出てくる
超ド派手なカーアクションを巻き起こす、まさに“スーパーカー”だ。
金に糸目をつけず、予定調和もまるで無視して、とにかくブッ壊して突っ走る。
(巨大ショッピングモールをめちゃくちゃにして、パトカーを58台クラッシュさせた!)
その“破壊ショー”は、ハリウッド映画史上最も痛快なカーアクション。
バカでかいボディに、バカでかいエンジン。 ガソリンの燃費なんてクソくらえ。
アクセル踏み込んでパワー全開でブッ飛ばす! これこそアメ車の醍醐味だ。
でも、時代はエコ。 ハイブリット車や電気自動車が主役に変わります。
テーマは“環境第一”。 無駄遣いはせずに、“地球にやさしく”です。
こんなバカげたことは時代遅れ。 実は“ダサい”と指差される時代なんです。
あぁ夢、崩れたり・・。
でもこんな時、この映画史上最高のエンターテイメント・ムービーを観れば、
古き良き、そしてハチャメチャでバカバカしい“あの頃”のアメリカを懐かしめる。
ドタバタなストーリー、個性揃いのキャラクラー達と超豪華なゲスト陣に、
超ド派手なカーアクション、そして、素晴らしい音楽とパフォーマンス。
これぞ、画期的な究極のエンターテイメント・ムービー。
「ブルース・ブラザース」 (日本題は“ブラザーズ”じゃなく、“ブラザース”)は、
私が最も愛するハリウッド映画でもある。
ブルース・ブラザーズ。 なにやら怪しい二人組だ。
黒のスーツにネクタイも黒、黒い帽子に、そして黒のサングラス(RayBanの)。
「こいつら、何者?」 とにかく強烈なインパクトと圧倒的な個性。

70年代、米NBCの超人気TVバラエティ・ショー「サタデーナイト・ライブ」の、
初代レギュラーだったダン・エイクロイドとジョン・ベルーシの二人からなる、
天才コメディアンだ。 しかし、黒人音楽に対する並々ならぬ愛情と、
深いリスペクトは本物だ。
設定では、弟のエイクロイドだが、元来の黒人音楽マニアでメタル・ファンの、
ベルーシをコンビ結成にこぎつけ、イニシアティブを取っていたのは彼だ。
この映画の脚本を執筆し(ランディス監督がまとめる)、音楽的要素として、
シカゴのエレクトリック・ブルースとメンフィスのR&Bの融合を目論み、
単なるドタバタ・コメディに成り下がらないミュージカル・グレイト・コメディに、
仕上げた。 その手腕は見事。 これぞ“ザッツ・エンターテイメント”だ。
(エイクロイドは、映画でいえば、「ゴーストバスターズ」の方が有名だけど、
この人は、あの“ハード・ロック・カフェ”の創設者の一人でもある。)
ストーリーは簡単に書くと、出所した兄(ジェイク)と迎えた弟(エルウッド)が、
生まれ育った孤児院の閉鎖を阻止すべく、税金の工面を自ら申し出る。でも、
犯罪で得た汚い金は受け取らないという院長の言葉から、神の啓示より、
その方法は、かつてのバンドメンバーとライブで一発儲けるというものだが・・。
かつてのメンバー集めからトラブルの連続で、彼らの行く先々は障害続き。
と言うか、もう、めちゃくちゃ。 これでもかと言うほどの“ブチ壊し”よう。
果たして、ライブは出来るのか。 孤児院は救済出来るのか。 こんな感じ。
もう彼らのオープニングとクロージング・テーマになった、泣く子も黙る、
オーティス・レディングの“Can't Turn You Loose”の軽快なホーンを
バックに、体を不器用にシェイクさせて登場する姿は、なぜかカッコいい。
(映画では、この曲をバックにショッピング・モール内をパトカーに追われ爆走!)
彼らを支えるバック・メンバーも、なかなかの職人プレイヤーが勢ぞろい。
スティーブ・クロッパー(g)とドナルド“ダック”・ダン(b)は、元ブッカーT&MGズ
で、マット・マーフィー(g)は、元メンフィス・スリムのメンバー。
(STAXを支えたソウル、R&Bギタリストと渋めのブルースギター職人の競演!)
ウィリー・ホール(ds)も、STAX出身だし、マーフィー・ダンがピアノとハモンドで、
ホーン隊に、アラン・ルービン(tp)、トム・マローン(tb)、ルー・マリーニ(ts)が、
しっかり脇を固め、 この脱線コンビを盛り立てる。
劇中でのライブシーンも実に見事。 これぞ、“ヘタウマ”の魅力だ。
歌なんて全然上手くないし、踊りも不恰好。 なのに、妙にカッコよかったり。
一発目のピケットの“Everybody Needs Somebody”こそ、最高の見せ場だ。
(次の“Sweet Home Chicago”の途中で逃げ出しちゃうんで・・。)
このサントラ盤もそうだけど、音楽の練りこみ方とセンスが実に素晴らしい。
映画にゲスト出演したミュージシャンも、有り得ないメンツばかり。
(サントラに未収録の曲も、小道具的にエルモア・ジェームスやサム&デイヴが
絶妙の間で鳴ってるし、ルイ・ジョーダンをわざわざ“SP盤”で流してる)
楽器屋の店主に、レイ・チャールズ。 そう、ソウルのパイオニア。
インチキ牧師に、ジェームス・ブラウン。 そう、ファンクのゴッドファーザー。
ソウル・フード屋の女主人に、アレサ・フランクリン。 そう、クイーン・オブ・ソウル。
そして、孤児院の使用人に、なんとキャブ・キャロウェイ。 そう、ジャイブの帝王。
(チョイ役で、ジョン・リー・フッカーも道で演奏、聖歌隊の中にチャカ・カーンなど)
このメンツの濃いこと! 凄すぎ。 よく出演してくれたもんです。
その彼らの素晴らしいパフォーマンスも映画の見所の一つ。
(特に、レイ・チャールズは凄い! フェンダーローズでのイントロしびれます)
黒人音楽ファン必見、必聴のミュージカル・グレート・コメディなのだ。
そんな彼らも、ベルーシがこの2年後、ドラッグ使用過多で急死したために消滅。
惜しい奴を亡くしたもんです。 やっぱ、何でも“天才”は早く逝きます。
18年後、“2000年版”で復活するけど、エイクロイドの相方には役不足。
オリジナルのあの“ブルースの絆”で結ばれたバカ2人じゃなきゃ。
また、観たくなってしまったなぁ・・。
放火魔の狙いはユニオンジャック。
PYROMANIA DEF LEPPARD

Rock! Rock!('Til You Drop)
Photograph
Stagefright
Too Late For Love
Die Hard The Hunter
Foolin'
Rock Of Ages
Comin' Under Fire
Action Not Words
Billy's Got A Gun
VAN HALENで大火事になったついでに、 “大火事モノ”続けます。
コレも、私のロック魂の火を激しく燃やし続けた青春のアルバム。
「PYROMANIA」。 放火魔、放火癖。 邦題「炎のターゲット」。
このジャケ最高。 やっぱ、コレだぜ。
今回は、そのDEF LEPPARDに照準を当てます。
このアルバムも、“何を今さら”説明レビューの必要のないロックの名盤なんですが、
ここにきて、やっとデジタル・リマスターされて、83年のライブをパッケージングした、
デラックス仕様で再発される。 この次回作のこれも名盤「HYSTERIA」は、
06年、一足先にデラックス仕様化されてたんで、(これも素晴らしい内容でした!)、
今回は、さらに次回作の「ADRENALIZE」と合わせて、(ボーナスの内容が豪華!)、
遂に、彼らの全盛期3部作がデラックス化されることになる。
当時、何も知識のなかった頃には、アメリカであんなにバカ売れしてるんで、
アメリカのバンドだと思ってしまったが、 どっこいNWOBHM勢の代表格の英国の
奴らだと知って驚いてしまった。 しかし、本国よりもアメリカで脚光を浴びて
しまったために、当時、敵対心を持つ英国では「アメリカに魂を売りやがった」との
中傷やプレスの反応も冷ややかだった。 そんな彼らは英国の誇りを胸に、
よくユニオンジャックを身に纏い、英国に忠誠心を示し主張していたそうだ。
(このアルバムからは、さすがに英国でも無視できなくなってしまったけど。)
ただこのバンドも、一般のロックファンからすると、 “過去の遺産”みたいに、
「80年代にバカ売れしたメタル・バンド」くらいの認知が多くて、
コアなメタル・マニアからは、ポップで子供っぽいバンドと軽く扱われる始末で、
なんとも、中途半端なイメージがつきまとうのが、歯がゆいんだけど、
しかし、彼らは過去に輝かしい実績を残すも、数々の苦難を乗り越えて、
現在も着実に活動している現役バリバリの“ロックンロール・バンド”なのだ。
(あえて、こういいます。)
控えい! 控えい! “DEF LEPPARD”はエライのだ。

もしこのアルバムが出なければ、80年代の中後半期のHR/HM勢の、
シーンにおける躍進もミリオン・ヒットも、そして、来たるLAメタル・ムーブメントも、
チャートにおける“市民権”を得られることも、きっとなかったと思う。
ゆえに、80年代のHR/HMアルバムを語る上で聴いておかなくてはいけないし、
最も重要なアルバムだと言っても、言い過ぎじゃないと思ってる。
まず、このアルバムがどれだけ優れているのか、ポイントは2つ。
“曲”と“音作り”。 この2つがズバ抜けていることだ。
キーは、プロデュース兼ソングライターのロバート・ジョン・“マット”・ランジ。
AC/DCの「BACK IN BLACK」と前後のアルバムに、FOREIGNERの「4」、
THE CARSの「HEARTBEAT CITY」などをプロデュースしている敏腕で、
ロックのみならず、ポップス作品でも実績のある“必殺仕事人”なのだ。
もっと言うなら、80年代のロック作品における音作りの方法、方向性を示し、
基準を作ったのは、彼だと思う。
この「PYROMANIA」は、そのロバート・ジョン・“マット”・ランジの最高傑作だ。
“完璧主義者”ランジの音作り(プロデュース)の特徴は、簡単に言うと、
「無駄を極限まで省き、バランス良くパッケージングする」ことだ。
彼はヴォーカルや各楽器、効果音なんかの各パートの音域を小さく削って、
(無駄な音域は大胆に削る)、思い描く音像になるよう、 このアルバムでは、
サンプリングを斬新に使ったり、ドラム・レコーディングに革命を起こした。
ドラムはバスドラ、シンバルは押さえ、スネア重視。 ベースは中域に芯を残す。
ギターはコンプレッサーで潰して、歌とコーラスは高音のみ残して、あとは削る。
そんな感じで、バランス良く収めていく。 (中音域主体にまとめていく感じ)
なので、音の輪郭がくっきりするから、ヴォーカル、コーラス、ギターが強調され、
メロディー・ラインが耳に馴染むのだ。 こういう音処理が非常に上手い。
(ジョー・エリオットの声は、高音なのにダミ声をいうクセのあるヴォーカル。
それが、耳障りにならないように中音域にレベル調整、エコー処理している)
曲作りにも、全曲にランジがクレジットされているように、ソングライティングにも、
当時のメイン・ソングライターだったギタリストの故スティーブ・クラークと共に、
大きく関わって、楽曲アレンジを考える段階からランジ主導で進められたと思う。
メロディー・ラインを重視するんで、ギターもアルペジオを効果的に多用したり、
サビもマイナーとメジャーを上手く組み合わせ、コーラスも主旋律を多重させたり、
シンセの雰囲気作りも絶妙。 非常に手の込んだアレンジをしてる。
メロディーが綺麗で洗練された曲作り。 キャッチーでコンパクトな音作り。
メタルのアルバムにしたら、乾いていて軽い。 親しみやすくて、分かりやすい。
ラジオでヘヴィー・ローテーションされる、MTVも意識してPVをオンエアーする。
イコール。 アメリカで天文学的セールスを記録するわけです。
第1弾シングルで、彼らのベスト・トラックと言っていい、“Photograph”は、
リック・アレンの“両腕”から叩き出す8ビートを基本に、ジョーのAメロ突入から、
キャッチーなリフが絡んで、アレンの印象的なカウベルとコーラスの掛け合いが
カッコイイBメロ、そして、アルペジオの音色と高音が美しいコーラスが合わさった
洗練されたサビ、フィードバックからのメロディアスなギター・ソロといい、
(フィル・コリンはレコーディング途中で加入してるんで、弾いていないかも?)
メロディー、アレンジ、共に完璧の仕上がり。 ほれぼれする出来だ。
この余韻を引きずったまま、 ライブのSE、「I Said Welcome To My Show!!」
よろしく、ドライヴィング・ハードな“Stagefright”へなだれ込んでいく。
(この曲は、一発録り!)
アルバムの中で一番硬派なツインリードが素晴らしい“Die Hard The Hunter”、
哀愁ただようメロディーとコーラスが美しい「♪フゥ、フゥ、フゥ、フゥリ〜ン」や、
「ロックンロールの火を燃やし続ける放火魔」ごとき、ロックアンセム的賛歌、
“Rock Of Ages” (ヘェヘェヘェヘェヘェ)、の不気味な魅力といい、
重厚なリフをバックに悲壮感が漂うドラマティックな“Billy's Got A Gun”など、
(最後の長い逆回転ドラム・ループは意味があるんかなぁ〜)
シングル・カット曲関係なく、完成度の高い楽曲ばかり。
ランジなくして、「PYROMANIA」なし。
彼らのアルバムの中で最も“ロックンロール”してるアルバム。
それは、メタル・バンドのメロディアス・ハードの礎として今も君臨する。

Rock! Rock!('Til You Drop)
Photograph
Stagefright
Too Late For Love
Die Hard The Hunter
Foolin'
Rock Of Ages
Comin' Under Fire
Action Not Words
Billy's Got A Gun
VAN HALENで大火事になったついでに、 “大火事モノ”続けます。
コレも、私のロック魂の火を激しく燃やし続けた青春のアルバム。
「PYROMANIA」。 放火魔、放火癖。 邦題「炎のターゲット」。
このジャケ最高。 やっぱ、コレだぜ。
今回は、そのDEF LEPPARDに照準を当てます。
このアルバムも、“何を今さら”説明レビューの必要のないロックの名盤なんですが、
ここにきて、やっとデジタル・リマスターされて、83年のライブをパッケージングした、
デラックス仕様で再発される。 この次回作のこれも名盤「HYSTERIA」は、
06年、一足先にデラックス仕様化されてたんで、(これも素晴らしい内容でした!)、
今回は、さらに次回作の「ADRENALIZE」と合わせて、(ボーナスの内容が豪華!)、
遂に、彼らの全盛期3部作がデラックス化されることになる。
当時、何も知識のなかった頃には、アメリカであんなにバカ売れしてるんで、
アメリカのバンドだと思ってしまったが、 どっこいNWOBHM勢の代表格の英国の
奴らだと知って驚いてしまった。 しかし、本国よりもアメリカで脚光を浴びて
しまったために、当時、敵対心を持つ英国では「アメリカに魂を売りやがった」との
中傷やプレスの反応も冷ややかだった。 そんな彼らは英国の誇りを胸に、
よくユニオンジャックを身に纏い、英国に忠誠心を示し主張していたそうだ。
(このアルバムからは、さすがに英国でも無視できなくなってしまったけど。)
ただこのバンドも、一般のロックファンからすると、 “過去の遺産”みたいに、
「80年代にバカ売れしたメタル・バンド」くらいの認知が多くて、
コアなメタル・マニアからは、ポップで子供っぽいバンドと軽く扱われる始末で、
なんとも、中途半端なイメージがつきまとうのが、歯がゆいんだけど、
しかし、彼らは過去に輝かしい実績を残すも、数々の苦難を乗り越えて、
現在も着実に活動している現役バリバリの“ロックンロール・バンド”なのだ。
(あえて、こういいます。)
控えい! 控えい! “DEF LEPPARD”はエライのだ。

もしこのアルバムが出なければ、80年代の中後半期のHR/HM勢の、
シーンにおける躍進もミリオン・ヒットも、そして、来たるLAメタル・ムーブメントも、
チャートにおける“市民権”を得られることも、きっとなかったと思う。
ゆえに、80年代のHR/HMアルバムを語る上で聴いておかなくてはいけないし、
最も重要なアルバムだと言っても、言い過ぎじゃないと思ってる。
まず、このアルバムがどれだけ優れているのか、ポイントは2つ。
“曲”と“音作り”。 この2つがズバ抜けていることだ。
キーは、プロデュース兼ソングライターのロバート・ジョン・“マット”・ランジ。
AC/DCの「BACK IN BLACK」と前後のアルバムに、FOREIGNERの「4」、
THE CARSの「HEARTBEAT CITY」などをプロデュースしている敏腕で、
ロックのみならず、ポップス作品でも実績のある“必殺仕事人”なのだ。
もっと言うなら、80年代のロック作品における音作りの方法、方向性を示し、
基準を作ったのは、彼だと思う。
この「PYROMANIA」は、そのロバート・ジョン・“マット”・ランジの最高傑作だ。
“完璧主義者”ランジの音作り(プロデュース)の特徴は、簡単に言うと、
「無駄を極限まで省き、バランス良くパッケージングする」ことだ。
彼はヴォーカルや各楽器、効果音なんかの各パートの音域を小さく削って、
(無駄な音域は大胆に削る)、思い描く音像になるよう、 このアルバムでは、
サンプリングを斬新に使ったり、ドラム・レコーディングに革命を起こした。
ドラムはバスドラ、シンバルは押さえ、スネア重視。 ベースは中域に芯を残す。
ギターはコンプレッサーで潰して、歌とコーラスは高音のみ残して、あとは削る。
そんな感じで、バランス良く収めていく。 (中音域主体にまとめていく感じ)
なので、音の輪郭がくっきりするから、ヴォーカル、コーラス、ギターが強調され、
メロディー・ラインが耳に馴染むのだ。 こういう音処理が非常に上手い。
(ジョー・エリオットの声は、高音なのにダミ声をいうクセのあるヴォーカル。
それが、耳障りにならないように中音域にレベル調整、エコー処理している)
曲作りにも、全曲にランジがクレジットされているように、ソングライティングにも、
当時のメイン・ソングライターだったギタリストの故スティーブ・クラークと共に、
大きく関わって、楽曲アレンジを考える段階からランジ主導で進められたと思う。
メロディー・ラインを重視するんで、ギターもアルペジオを効果的に多用したり、
サビもマイナーとメジャーを上手く組み合わせ、コーラスも主旋律を多重させたり、
シンセの雰囲気作りも絶妙。 非常に手の込んだアレンジをしてる。
メロディーが綺麗で洗練された曲作り。 キャッチーでコンパクトな音作り。
メタルのアルバムにしたら、乾いていて軽い。 親しみやすくて、分かりやすい。
ラジオでヘヴィー・ローテーションされる、MTVも意識してPVをオンエアーする。
イコール。 アメリカで天文学的セールスを記録するわけです。
第1弾シングルで、彼らのベスト・トラックと言っていい、“Photograph”は、
リック・アレンの“両腕”から叩き出す8ビートを基本に、ジョーのAメロ突入から、
キャッチーなリフが絡んで、アレンの印象的なカウベルとコーラスの掛け合いが
カッコイイBメロ、そして、アルペジオの音色と高音が美しいコーラスが合わさった
洗練されたサビ、フィードバックからのメロディアスなギター・ソロといい、
(フィル・コリンはレコーディング途中で加入してるんで、弾いていないかも?)
メロディー、アレンジ、共に完璧の仕上がり。 ほれぼれする出来だ。
この余韻を引きずったまま、 ライブのSE、「I Said Welcome To My Show!!」
よろしく、ドライヴィング・ハードな“Stagefright”へなだれ込んでいく。
(この曲は、一発録り!)
アルバムの中で一番硬派なツインリードが素晴らしい“Die Hard The Hunter”、
哀愁ただようメロディーとコーラスが美しい「♪フゥ、フゥ、フゥ、フゥリ〜ン」や、
「ロックンロールの火を燃やし続ける放火魔」ごとき、ロックアンセム的賛歌、
“Rock Of Ages” (ヘェヘェヘェヘェヘェ)、の不気味な魅力といい、
重厚なリフをバックに悲壮感が漂うドラマティックな“Billy's Got A Gun”など、
(最後の長い逆回転ドラム・ループは意味があるんかなぁ〜)
シングル・カット曲関係なく、完成度の高い楽曲ばかり。
ランジなくして、「PYROMANIA」なし。
彼らのアルバムの中で最も“ロックンロール”してるアルバム。
それは、メタル・バンドのメロディアス・ハードの礎として今も君臨する。


