もうやられっぱなしっすわ・・。
LIKE A PRAYER
MADONNA

Like A Prayer
Express Youeself
Love Song
Till Death Do As Part
Promise To Try
Cherish
Dear Jessie
Oh Father
Keep It Together
Spanish Eyes
Act Of Contrition
サボッてたんで、もう旬が過ぎてしまったんかな・・。
マドンナの来日公演。 凄かったみたいですな。
女性の年齢ウンヌンの話は失礼だと思うんですが、48歳だそうで。
いやはや・・。 レオタードは反則です。 更年期なんてどこへやら。
未だに世界の男性を魅了しつづける彼女。
実は私も彼女には、前から、もうやられっぱなしでして。
デビュー当時は、やたら可愛いディスコ・シンガーが出てきたなぁくらいにしか、
思ってたんだけど、(デビュー・アルバム買ってしまったもんなぁ・・)
あれよあれよとスターダムを駆け上がり、世界の頂点を極めるまでに。
私も気がついたら、彼女の魅力にはまってしまった一人になってました。
彼女については、どうしてもルックスやヴィジュアル的要素や、発言や行動などの、
スキャンダラスな魅力が先行しがちなんだけど、
80年代から現在に至るまで、激変してきたポップス界の中でも、
未だにトップに君臨して、影響を与え続けていられるのは、
“世界のトップになりたい”という願望、野望の下に、アイドルから、
アーティストとして、着実に成長してきた証だ。
“マドンナなんて・・”って、批判してる人がいっぱいいるけど、
アルバムどれでもいいからよく聴いてごらんなさいって言いたい。
いい曲いっぱいあるから。
今回レビューにあたり、11枚のアルバムの中からどれにしようか迷いまして。
一番よく聴いたのは、「TRUE BLUE」(’86)だし、デビュー作も良かったし、
「LIKE A VIRGIN」(’84)のもろ真ピンクなイメージも強烈だったし、
際どい路線に走ってしまった「EROTICA」(’92)だって、私しゃ認めてきたし、
近年のダンス/テクノ路線の傑作「RAY OF LIGHT」(’98)だって捨てがたいし・・。
迷ったあげく。 ポップ・アイドルからアーティストへと成長する分岐点となった、
89年のこの傑作にした。
まず、ジャケがいい。 おっ、マドンナ版「STICKY FINGERS」じゃんコレ、とか思ったり。
このアルバムは、当時US盤のアナログで買ったんだけど、(今はもう手元にないけど)
ビニールを開けた瞬間に、なんかいい香りがして、(それも股間の辺りから・・)
思わず、股間に鼻を近づけてしまった記憶があるんだけど・・。
もう、この時点でやられてますわな・・。
初回盤は、パチョリの香水印刷付き仕様だったようです。
内容も申し分ない。 マドンナの「Like A ~」といったら、ほとんどの人が、
「Virgin」(Hey!)と答えると思うんだけど、私しゃ、「Prayer」と答えるなぁ。
PVの問題で、十字架や神への冒とくだの言われたけど、彼女なりの、
黒人音楽への初アプローチが、R&Bじゃなくてゴスペルを取り上げた、
センスの良さが彼女らしいし、やはりタダものじゃない。
マドンナ王道のパワフル・ダンスポップ「Express Yourself」のカッコ良さから、
初期っぽいプリティ・ポップ「Cherish」といった“らしい”のもいいんだけど、
ショーン・ペンとの離婚を経験した直後だったから、私的要素が強い曲が多い。
特に“家族愛”を歌う姿が、彼女の心の変化を表していると思う。
夫婦愛の破綻とすれ違いを客観的に歌う“Till Death Do As Part”や、
母を亡くした自分を励ます“Promise To Try”に、その哀しみに気付かなかった、
不肖な父親に対して向き合った“Oh Father”など、感情表現豊かに歌い上げる。
“マドンナは歌が下手”ってよく言われたけど、ここまで胸を打たれると、
またまた、やられましたねぇ。 ほんと上手くなったもんです。
音楽的要素も、ファンクやモータウンやアコースティックから、クラシック風と、
幅広くアレンジするも散漫にならず、バランスよく統一されている。
私的には、彼女の最高傑作。
同時に、彼女を批判する人に一番聴いてほしいアルバムでもある。
たぶん、この“女王様”には、今後もやられちゃうんでしょうなぁ。

Like A Prayer
Express Youeself
Love Song
Till Death Do As Part
Promise To Try
Cherish
Dear Jessie
Oh Father
Keep It Together
Spanish Eyes
Act Of Contrition
サボッてたんで、もう旬が過ぎてしまったんかな・・。
マドンナの来日公演。 凄かったみたいですな。
女性の年齢ウンヌンの話は失礼だと思うんですが、48歳だそうで。
いやはや・・。 レオタードは反則です。 更年期なんてどこへやら。
未だに世界の男性を魅了しつづける彼女。
実は私も彼女には、前から、もうやられっぱなしでして。
デビュー当時は、やたら可愛いディスコ・シンガーが出てきたなぁくらいにしか、
思ってたんだけど、(デビュー・アルバム買ってしまったもんなぁ・・)
あれよあれよとスターダムを駆け上がり、世界の頂点を極めるまでに。
私も気がついたら、彼女の魅力にはまってしまった一人になってました。
彼女については、どうしてもルックスやヴィジュアル的要素や、発言や行動などの、
スキャンダラスな魅力が先行しがちなんだけど、
80年代から現在に至るまで、激変してきたポップス界の中でも、
未だにトップに君臨して、影響を与え続けていられるのは、
“世界のトップになりたい”という願望、野望の下に、アイドルから、
アーティストとして、着実に成長してきた証だ。
“マドンナなんて・・”って、批判してる人がいっぱいいるけど、
アルバムどれでもいいからよく聴いてごらんなさいって言いたい。
いい曲いっぱいあるから。
今回レビューにあたり、11枚のアルバムの中からどれにしようか迷いまして。
一番よく聴いたのは、「TRUE BLUE」(’86)だし、デビュー作も良かったし、
「LIKE A VIRGIN」(’84)のもろ真ピンクなイメージも強烈だったし、
際どい路線に走ってしまった「EROTICA」(’92)だって、私しゃ認めてきたし、
近年のダンス/テクノ路線の傑作「RAY OF LIGHT」(’98)だって捨てがたいし・・。
迷ったあげく。 ポップ・アイドルからアーティストへと成長する分岐点となった、
89年のこの傑作にした。
まず、ジャケがいい。 おっ、マドンナ版「STICKY FINGERS」じゃんコレ、とか思ったり。
このアルバムは、当時US盤のアナログで買ったんだけど、(今はもう手元にないけど)
ビニールを開けた瞬間に、なんかいい香りがして、(それも股間の辺りから・・)
思わず、股間に鼻を近づけてしまった記憶があるんだけど・・。
もう、この時点でやられてますわな・・。
初回盤は、パチョリの香水印刷付き仕様だったようです。
内容も申し分ない。 マドンナの「Like A ~」といったら、ほとんどの人が、
「Virgin」(Hey!)と答えると思うんだけど、私しゃ、「Prayer」と答えるなぁ。
PVの問題で、十字架や神への冒とくだの言われたけど、彼女なりの、
黒人音楽への初アプローチが、R&Bじゃなくてゴスペルを取り上げた、
センスの良さが彼女らしいし、やはりタダものじゃない。
マドンナ王道のパワフル・ダンスポップ「Express Yourself」のカッコ良さから、
初期っぽいプリティ・ポップ「Cherish」といった“らしい”のもいいんだけど、
ショーン・ペンとの離婚を経験した直後だったから、私的要素が強い曲が多い。
特に“家族愛”を歌う姿が、彼女の心の変化を表していると思う。
夫婦愛の破綻とすれ違いを客観的に歌う“Till Death Do As Part”や、
母を亡くした自分を励ます“Promise To Try”に、その哀しみに気付かなかった、
不肖な父親に対して向き合った“Oh Father”など、感情表現豊かに歌い上げる。
“マドンナは歌が下手”ってよく言われたけど、ここまで胸を打たれると、
またまた、やられましたねぇ。 ほんと上手くなったもんです。
音楽的要素も、ファンクやモータウンやアコースティックから、クラシック風と、
幅広くアレンジするも散漫にならず、バランスよく統一されている。
私的には、彼女の最高傑作。
同時に、彼女を批判する人に一番聴いてほしいアルバムでもある。
たぶん、この“女王様”には、今後もやられちゃうんでしょうなぁ。
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