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腐ったリンゴの方程式。 (前編) 

             GET BACK  (未発表)      THE BEATLES    

                   

                  [ GLYN JOHNS 1st Mix ]               
                    One After 909 
                    Rocker
                    Save The Last Dance For Me
                    Don't Let Me Down
                    Dig A Pony   
                    I've Got A Feeling
                    Get Back
                    For You Blue
                    Teddy Boy
                    Two Of Us
                    Maggie Mae
                    Dig It
                    Let It Be
                    The Long And Winding Road
                    Get Back (reprise)
                                  
   さて約2年ぶりのレビューなのに、いきなりブートレッグ(海賊盤)かい!って、
   突っ込みが入りそうなのですが、ビートルズの全リマスター・ネタにかこつけて、
   筆を進めたいと思います。 

   このビートルズ史上、最も不遇かつ不運な運命を辿ってしまったこのアルバム。
   ビートルズ・マニアの方はもちろん、このアルバムの存在を知る方も多いでしょう。
   ただ、なぜ公式リリースされないまま、未だにオクラ入りになってしまっているのか、
   その経緯を、ざっと振り返ってみると・・・。

   1968年後半からの倦怠期を打破しようと、ポールのアイデアによる“原点回帰”の、
   アルバム制作が進められる。 ライブ一発録り、オーバーダブなしの結成時の姿を、
   目論んで。 おまけに新曲を含むライブをテレビで同時中継するという企画もあって、
   ありのままをドキュメント・フィルムに収めることも進行していた。
   ジョンもオーバーダブなしには賛同するも、消極的態度のままだったが...。  
   
   1969年1月2日、極寒のトゥイッケナム・スタジオでそのテレビショーのための、
   リハーサルが開始された。 「GET BACK SESSION」の始まりである。
   しかし、ポールのやる気も空回りでやる気のないジョン、ジョージ、リンゴは、
   緊張感もないダラダラとした演奏を繰り返し、嫌気がさしたジョージの中座もあり、
   このセッションの目論見は企画倒れに終わってしまう。

   しかしフィルムを回している以上、再度メンバー・ミーティングが行われ、
   バンドのリハーサルやレコーディング風景、そしてライブ演奏を収録したフィルムを
   作るという企画変更により、アップル・スタジオにてビリー・プレストンを招聘して、
   再びセッションを開始、 彼のプレーに刺激されて、遥かに充実した成果を得た。
   (ポールもジョンもゲストの前ではいい子になっちゃうんでよなぁ。)
   そして1月30日に、最大のハイライトである歴史的屋上ライブで締めくくり、
   翌日、映画のためのランスルー録りが行われ、セッションは終了する。
   
   しかし、山積みのテープとフィルムは残されたままで、3月に入り、ポールは、
   バランス・エンジニアの若きグリン・ジョンズ(当時21歳)をアビーロードに呼んで、
    「アルバムを作る話覚えてる? テープはこれ。 あとは頼む。」  彼に託した。
   後には、「WHO'S NEXT」やFACESの「馬の耳に念仏」などをプロデュースするが、
   ポールとは昔からの友人だったが、当時はまだ新米。  そんな彼にビートルズの、
   音源を自由に出来ることが許された。 あのマーティンを差し置いてだ。
   ただ、すでに終わったセッションには興味がなく、あのポールでさえ匙を投げて、
   ジョンズに“丸投げ”してしまった形にしまったように感じる。

   このセッションの一部始終を知っているジョンズは、オーヴァーダブはしないという、
   当初のコンセプトを忠実に沿って、テープ編集作業を進めていく。
   スタジオ内の生の空気を伝えるということで、会話やサウンドチェック音まで、
   そのまま収録することにした。  ただ必死だったんだろうなぁと。
   こんなチャンスは二度とないかもしれないですもん。  
   
   ただ作業の方は難しかったと思うが、ジョンズはクズ同然の8トラックの中から、
   セッションを見事にまとめ上げる。 (69年5月28日完成)
   これが、「GET BACK」の1st Mix といわれるものだ。 
    (4月にシングル“Get Back”をリリースするが、プロデューサーのクレジットが、
     ないため、ほぼ100%ジョンズのプロデュースと思われる。)

   当初は、メンバーもこのミックスを気に入ったみたいで、アルバムのジャケットも、
   デビュー作「プリーズ・プリーズ・ミー」と同じEMIハウスの階段で、
   同じアングル、同じカメラマンで撮影された。結局はボツになってしまうが、
   このフォトは後の青盤のジャケットに使用されることになる。
    (ただこのマスターは、アセテート盤にプレスされて流出してしまい、
     東アメリカのFM局でオンエアされたため、海賊盤が大量に出回った。)

   のっけから、ルーフトップ・ライブでの“One After 909”でスタート。
   以降、未完成な曲やアドリブ演奏も、“使える曲”はそのまま収録、
   荒削りなミックスが特徴なんで、ソリッドで良くも悪くも“生々しい”音だ。

   しかしこのアルバムは、当初8月リリース予定で、映画と同時公開との、
   考えだったため、 フィルムの編集が間に合っていなかったことや、
   メンバー間の様々な思惑がからんで、リリースされないまま、
   しばらく放置されることになる。 

   ほとんど、経緯の話で終わってしまったなぁ...。 今回はここまで。 (続く)
     
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2009/04/19 Sun. 22:00 [edit]

Category: ビートルズ

Thread:ビートルズ関連  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

このアルバムの事知りませんでしたが入手して聞いてみました。
全体的にシンプルですかね、エコー?リバーブかなハッキリしてますね。
Nakedより自然に感じました 笑

40代のオヤジ #isn415tU | URL | 2009/04/26 15:29 * edit *

どうもです。

 >40代のオヤジさん。
  コメントありがとうございます。
  もともと「GET BACK」は、オーヴァーダブをしないことが原則だったんで、
  ジョンズのミックスは、バランスを整える程度で、ほとんどいじってません。
  このセッションに限っては良くも悪くも“素材”そのまま生かし過ぎですよね。
  これぞ、真の「NAKED」だと思ってます。

たか兄 #- | URL | 2009/04/27 20:58 * edit *

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