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80'Sの波に挑んだ、“陸サーファー”。 

     THE BEACH BOYS    THE BEACH BOYS

          

            Getcha Back
            It's Gettin' Late
            Crack At Your Love
            Maybe I Don't Know
            She Believes In Love Again
            California Calling
            Passing Friends
            I'm So Lonely
            Where I Belong
            I Do Love You
            It's Just A Matter Of Time
            Male Ego

 7月も半ば。 いよいよ梅雨明け! そして、夏本番がやって来ます。
 そう、彼らの季節がまたやってきます。  “浜辺の男の子たち”の季節が。
 ということで。  またまた月並みではございますが・・。 
 ずいぶんサボってました、かなりお久なビーチ・ボーイズの話で参ります。
     
 とはいえ、晩年のビーチ・ボーイズについては、あまり語られることがないようで。

 やっぱサーフィン・ホットロッド全盛のCAPITOL時代の最も輝いていた初期や、
 (やはりこの時代の彼らが、一番サイコー!! 海、車、そして、終わりなき夏・・。)
 「PET SOUNDS」以降の別次元でのポップ・サウンドの新たな創作期、
 (才気爆発のブライアン恐るべし。 しかし、成功と苦悩。 明と暗。 う~ん・・。)
 70年代BROTHERレーベルでのブライアンの低迷、模索期などと比べたら、
 (この辺が良く思えるようになったのは最近。 カールの才能を再確認した次第。)
 どうも扱いが軽い。  いけませんよ。  功労者は労わってあげないと。

 私のロックを意識してからのリアル・タイムでのビーチ・ボーイズは、実はコレ。
 CAPITOL時代のベスト盤の「ENDLESS SUMMER」を好んで聴き始めてすぐ、
 もてない男の子が、幼なじみの子の気を引こうと悪戦苦闘するコミカルなPVの
 “Getcha Back”がヒットチャートを昇ってた。  すぐに買いに走って。
 それは初めての彼らのオリジナル・アルバム初体験でもあった。

 針を落とすと、“Getcha Back”の打ち込みドラムがパターン良く軽快に跳ねる。
 そして、複雑かつ心地良く、フェアライトを通した分厚く美しいハーモニー。  

 「やっぱ、ビーチ・ボーイズは、こうでなきゃ。」

 しかし当時は、このアルバムが出るまでの紆余曲折など知る余地もなかった。

 CBS傘下のカリブ・レーベルでの失敗作連発もあり、みんなバラバラだったことも。
 83年末にドラッグと酒でヘロヘロの次男のデニスが、愛する海で溺死したことも。
 それにより、ソロ重視によるBB脱退寸前だった3男カールが復帰したことも。
 長男ブライアンが最悪の状態から、ランディ医師の治療でリハビリ中だった事実も。

                        

 1985年、デニスの死を機に、メンバーが心機一転、一致団結。 と同時に、
 「ビーチ・ボーイズ」として認めえる、ブライアンが全面参加した、最後かつ、
 事実上のビーチ・ボーイズのラスト・アルバム。  残念なんだけど・・。
 
 レコーディングは、84年秋にロンドンとLAで開始、プロデューサーは、CBSから、
 当時カルチャー・クラブで手腕を発揮した、スティーヴ・レヴィンが当てられていた。 
 これは契約の条件としてらしいが、 結果的には、”う~ん、良し”かなってとこ。
 ただ本音はブライアンにやって欲しかったんだろうけど、 あの“医師”が面倒だし、
 まだリハビリ中の身。 そこまで回復できてなかったから仕方ないか・・。

 しかし85年当時、時代の“波”はデジタル録音が主流に切り替わった頃。
 彼らにとって、初のデジタル・レコーディングは大きな壁となって試練を与える。
 BBサウンドの命綱である、美しいコーラスは、今までなら、4人(ないし5人)が、
 マイクの前で「せ~の」で同時にアカペラで録音されていた。(それが出来ていた)
 でも、各個人でパーツを録り、デジタル処理で重ね合わせ、フェアライトを通して、
 コーラスを作り出す手法は、特にブライアンの感性には合わず、難儀だったみたい。

 しかし、みんなが言うほど、出来が悪いとは思わない。  むしろ好き。
 私の初オリジナル体験の意味を差し引いても、及第点はあげたい。 
 65点くらいは。

 その50点分を稼いでいるのが、“Getcha Back”。 BB版の“Get Back”だ。
 マイクなのか、カールなのか、いや、デニスが引き合わせたに違いない。
 BRIAN Is Back。  あの元気だったブライアンが帰ってきたんだ。
 この曲はマイクと旧友のテリー・メルチャーの共作で、初期のBBをなぞった様な
 平凡な曲なんだけど、ブライアンのデジタル処理化した多重コーラスが冴え渡る。

 やっぱBBには、マイクのバリトンとブライアンのファルセットが一番映える。
 ブライアンの歌声には、ドラッグのせいなのか、過酷な治療の産物なのか、
 初期の美しいファルセットは衰えてしまったけど、 コーラス・コードやラインの
 組み立て方のセンスはピカイチ。 逆に中低音域をうまく強調させて、弱い高域を
 カバー。 なんかビリー・ジョエルみたいな雰囲気を醸し出してる。
 でも残念なのは、この曲にカールもアルも、ブルースも参加していないことだ。

 次の“It's Gettin' Late”は、カール作のソロで培ったR&BやAORのセンスを
 取り入れ、過去のBBにはなかった曲。 もろコーラス・ワークはサンプリング。
 しかし、カールの緩急のある表現豊かなヴォーカルは見事だし、
 (スティ-ヴィー・ワンダー提供の”I Do Love You”でも、美声を発揮)
 同じく、“Maybe I Don't Know”は、ギターには、なんとゲイリー・ムーアが!
 打ち込みリズムを潰しちゃうくらい、彼のギター・ソロは迫力満点だ。

 “She Believes In Love Again”は、ブルースの隠れ名曲と言いたい。
 彼得意の甘~いスロー・ラヴ・ソングだけど、なんという切ないメロディなんだろう。
 ブルースの声が枯れてしまってるけど、カールのヴォーカルが絶妙。
 このアルバムの、“裏”ハイライトは、この曲だと思ってる。  必聴ですぞ。

 リハビリ中とはいえ、ブライアンも積極的に曲作りにも参加。
 アルとの共作が“Crack At Your Love”と王道で元気な“California Calling”に、
 なんともお気軽な“Male Ego”はマイクとの共作。 どれも、まぁまぁ・・。
   
 ブライアン単独の“I'm So Lonely”と“It's Just A Matter Of Time”は、
 彼独特の、のんびりとした“間”が空気感を漂わせる。 ドゥーワップっぽいけど、
 なんか孤独感でいっぱいに聴こえる。  みんながそばにいてくれたのにね。
 この雰囲気は、後のソロ・アルバムにつながっていくことになるんだけど・・。

 80'Sデジタルの波にうまく乗っているとは思わないけど、 残ったメンバーで、
 デニスの死を乗り越える意気で、これだけメリハリの効いた“最先端の音”に、
 何の迷いもなく、果敢に挑んだ姿勢はもっと評価してもいいと思う。

 生粋のサーファーだったデニスは失ってしまったけど、
 “陸サーファー”なりに、時代の波に乗ろうと努力した姿は認めてあげたい。

 しかし、カールが98年に肺がんで天に召され、 ブライアンだけが残った。

 そこで・・。  “THE BEACH BOYS”は、終わったんだ。

 正式な解散発表はない。 どころか。 一応“THE BEACH BOYS”は存在してる。
 マイクとブルースで、名乗ってるけど・・。  認めるわけきゃない、そんなの。
 もちろん、アルとファミリーとで、見事にBBサウンドを踏襲したとしても、
 そして、ブライアン一人で、有り得ないと信じてた「PET SOUNDS」を再現しても、
 もう、“THE BEACH BOYS”じゃない。  

 終わっているんだ・・。  悲しいけど、受け止めなきゃ。

 でも、この季節になると、恋しくなるわけですよ。  彼らのハーモニーがね。
 私にとっては、クーラーや冷たいアイスみたいなものです。 
 ビーチ・ボーイズって。

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2009/07/18 Sat. 01:00 [edit]

Category: ビーチ・ボーイズ

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

サ-フィンUSAじゃないですか~!!
ビーチボーイズはなんだか好きなんですよね~。詳しくは無いのですが
ベスト番みたいのを2枚ほど持ってます。
ちなみに「カ~ルフォルニア♪ドリーミン♪サッチウィンターズデ~イ~♪」って曲
(すいませんタイトル忘れましてCD車で・笑)って誰の曲なんですかね?
他のバンドでもカヴァーしてるの聞いたことあるんですが。

中年OYAJI #- | URL | 2009/07/18 12:28 * edit *

 >中年OYAJIさん。
 毎度どうもです。
 夏のドライヴに、ビーチボーイズのベスト盤は必需品です!
 「♪ランラン・ギルラン・アギルラ~ン!」  アクセルONで行きましょう!

 その曲は、ママス&パパスの「夢のカリフォルニア (California Dreamin)です。
 色々カバーもされてますが、 ビーチボーイズもカバーしてますよ。
 ちなみに、このメンバーだったフィリップス夫妻の娘とブライアンの二人の娘が、
 90年くらいに、ウィルソン・フィリップスっていう女性コーラス・グループでデビューして、
 大ヒットさせました。 今はBBを脱退したアルのファミリー&フレンズのツアーに、
 ブライアンの二人娘のカーニーとウェンディが参加して活動してますよ。

たか兄 #- | URL | 2009/07/18 17:56 * edit *

夏はやっぱり、ビーチボーイズですね。
曇天と雨空を眺めながら思います。

ミキタカ08 #- | URL | 2009/07/19 15:48 * edit *

 >ミキタカ08さん。
 そうですねぇ・・。  まだ家の辺は梅雨明けしてないんで、
 毎日ジメジメした日が続いてます。
 こんな時は、CAPITOL初期の頃より、中期あたりの深~いとこを、
 じっくり部屋で聴き込むのも、彼らの違った楽しみ方ですね。

たか兄 #- | URL | 2009/07/19 23:01 * edit *

最近になってようやく彼らのアルバムを初入手☆
トップ40ヒットが詰め込まれた贅沢なベスト盤ですが、60年代のサウンドも意外と古さを感じさせず全編に渡り非常に楽しめました♪(^^)

ぶるじん #- | URL | 2009/08/12 22:55 * edit *

 >ぶるじんさん。
 ようやく梅雨も明けて、夏らしい天気が続いてますね。
 やっぱジメジメしてたんじゃ、ビーチボーイズの曲も似合いません。
 (CAPITOL初期なんか特に)。 最近はいいベスト盤が出てますから、
 これで、今年の夏を乗り切って下さいね。

たか兄 #- | URL | 2009/08/13 08:37 * edit *

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