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地獄の狂獣も、今や娯楽の殿堂。 

            ALIVE!           KISS

            

       (1)    Deuce
              Strutter
              Got To Chooce
              Hotter Than Hell
              Firehouse
              Nothin' To Lose
              C'mon And Love Me
              Parasite
              She
       (2)    Watchin' You
              100,000 Years
              Black Diamonds
              Rock Bottom
              Cold Gin
              Rock And Roll All Nite
              Let Me Go, Rock & Roll

  「 You Wanted The Best!?   (最高を求めていたんだろう!?)
    You Got The Best!   (君はもう手に入れたさ!)   
    The Hottest Band In The World!   KISS!! 
               (それは世界一熱いバンド! キッスだ!!) 」
 

   

 彼らのライブ開始のこの定番アナウンスで参りましょう!  KISSの登場だ!

 花火がド~ンと爆発!  さぁ~、ロックンロール・ショーの始まり始まり。
 “Deuce”だ。  やっぱ、このオープニング最高。  このリフ、かっこいいんだ。
  
 この「ALIVE!」は、事質的には、デビュー・アルバムの位置づけと思ってる。
 75年の「地獄の接吻」に伴うツアーかやら、5月16日のデトロイトをメインに、
 クリーブランド(6月21日)、ダベンポート(7月10日)、ワイルドウッド(7月23日)の
 4公演のライブ音源をベースに、当時のセットリストに忠実な形で構成したもの。
 (これらは、NYのエレクトリック・レディ・スタジオでオーヴァーダブされたもので、
  曲によっては、各パートの差し替えどころか、全く録り直されたものある。)

 デビューして、スタジオ盤を3枚出していたものの、泣かず飛ばずのKISS。
 どれも大したヒットにはならなかった時期に、3rd収録の彼らの永遠のロック・
 アンセムとなる、“Rock And Roll All Nite”が、何故かデトロイトのFMで
 局地的にヘヴィーローテされ、この地だけで、異常な人気が高まりつつあった。
 (あの“Detroit Rock City”って曲は、そんなファンへ送った感謝ソングだ)
 この大チャンスに乗っかるべく、 残りのツアーをすべてキャンセルして、
 デトロイトでライブ・アルバムを作ろうという、ほとんど思いつきのアイデアを
 実行に移し、見事大成功してしまったという起死回生のライブ盤だ。
 
 場所は、デトロイトのコボ・ホール12000人収容規模の大会場だ。
 全然売れてないバンドなのに、大見栄張って、KISSのロゴ入りチャーター機で
 現地入りするなどの様々なハッタリをかましながら。  彼ららしいです・・。
   
 プロデュースはエディ・クレイマー。 ロックの名盤を数々生み出した彼ですから、
 こういったものを作らせる(編集、構成させる)と、さすがに上手い。
 バランス調整も、オーヴァーダブ過多も、臨場感を損なうことなく、荒々しく、
 まるでライブ会場にいる気分が味わえる生々しいライブに仕上がっている。 
 あの熱さをそのままパッケージングした、この完成度は、ある意味奇跡的。 
 (ギター好きなら、2本のギターの音がはっきりしているから、エースが、
  マホネックのレスポールをメインに使用していたのがわかる。 いい響きです。
  これぞ、“楽曲のためのギター”。  マニアックですが・・。) 

   

 やっぱり彼らは(エースも含め)曲作りの才能に長けてる。
 コンポーザー・チームのスタンレー/シモンズも、あのレノン/マッカートニー、
 ジャガー/リチャーズと同等のソングライティングの手腕と才能を持っていた。
 誰にも分かりやすく、親しみやすいメロディをハードロックに生かす曲作り。 
 単純なロックンロールも、ヘヴィーなリフも、ポップでキャッチーなラインも書ける。

 デビュー作の音でのショボさは仕方ないものの、考えてみると、これに収録の
 “Deuce”、“Strutter”、“Firehouse”、“Cold Gin”、“Black Diamonds”
 などは、現在に至る、彼らの“鉄板ソング”。 いかにデビュー作から優れた
 曲を書いていたかが分かる。 (現在のセットリストも1~3rdでほぼ半分占める)
 いい曲やそれを生かすコーラスやアレンジが、カッチリと決まってる。
   
 音楽面でのスポークスマンは、スタンレーが務め、ビジュアルやイメージ戦略、
 ビジネス面は、シモンズが取り仕切る。 実に頭のキレる奴らなのだ。
 (ルックスにこだわって獲得したピーター。  ギター・テクより、左右色の違う
  コンバースを履いて、オーディションにやってきて、変人性を買われたエース。
  この辺のメンバー選びも実に巧み。 デビュー前から計算してたワケだ。)
     
 ちなみに、当初は“ビートルズ”をコンセプトにしたロックバンドだったのは有名。
 デビュー作の「地獄からの使者」は、「MEET THE BEATLES」のジャケの
 悪趣味なパロディだったし、ステージにスタンド・マイク一本にスタンレーと
 エースがコーラスする姿も、ドラマーのピーター・クリスに何曲かリード・ヴォーカルを
 配分する方法も、ビートルズを手本にしたもの。 メンバーも4人だし。
 (ちなみに、2ndの「地獄のさけび」も、メンバーの並びやアーチ状の文字
  なんか、「MAGICAL MYSTERY TOUR」のパロディっぽいし、3rdの
  「地獄の接吻」もスーツ着て、街角を歩いてるショットなんか、もろに、
  「ABBEY ROAD」を意識している。 考え過ぎかな。)

  

 「今夜は、世界一熱い夜にしようぜ~!! ロックンロール・パーティ~!! 」
 と、曲が終わるごとに、いちいちB級なMCをかまして、盛り上げるスタンレー。
 (こいつ、気がついたら、何故かいつも上半身が裸なんだよな~。)
 長い舌をベロベロ出しながらベースを操り、火を吹くわ、血を吐くわ、あれやこれや
 オーディエンスを喜ばし続ける、芸人根性まる出しのジーン・シモンズ。
 メイクは一番派手で、かつリード・ギタリストなのに、あの2人に隠れてしまって、
 目立たないエース。 ちっとも速く弾けないんだけど、これが、なかなか味がある。
 ドラムのピーターだって、あのシブいしゃがれ声の魅力は、本業を上回る。
 (“Hard Luck Woman”は、KISSで一番キャッチーなポップ・ソング。 大好き。)

 ファンを楽しませてナンボ。  喜ばせてナンボ。  騒がせてナンボ。
 KISSは、「世界一偉大なる芸人ロック・バンド」。 大衆のために活動するのだ。
   
 世界中のどのライブ会場にも多数現れる熱狂的な“KISS ARMY”の存在。
 彼らのメイク・コスチュームを真似して、KISSと共に、ライブを盛り上げる。
 「魅せる。 ノらせる。 驚かせる。 盛り上げる。」といった4拍子を実現する。
 KISSの前では、みんな“子供”でいられる。  KISSのロックは成長なんかしない。
 アトラクションで、テンションが上がる子供のように、みんなで盛り上がる。

 デビューして35年。  それは紆余曲折。  けっして平坦ではなかった。
 黄金の70年代を経て、エース、ピーターの脱退を境に、変革期に突入。
 80~90年代は、ヘヴィー・メタル路線にダーク色を強め、そこからは“仮面”を脱ぎ、
 素顔で活動。 だが、あの2人を除いて、メンバー交代も激しくなり(特にギタリストは
 受難でした。)、仮面の神通力を無くしたかの如く、模索の時代も経験。 
 しかし、エース、ピーターとの再会をきっかけに、96年、再び“仮面”を着けて、
 リユニオン・ツアーを開始。 そこからは、「辞める辞めない」を繰り返しつつ、
 ツアーを敢行し(途中ニュー・アルバムも発表)、我々をを楽しませ続けてる。
   
 そして先週、なんと11年ぶりのニュー・アルバム「SONIC BOOM」を発表して、
 これが、Billboard誌アルバム・チャートHOT100で、初登場2位の快挙!
 コレ、自己最高記録みたい。 あの70年代黄金期でさえ、77年の「LOVE GUN」の
 4位が最高だったとのことで、いやはや、凄い。 恐れ入りましたの一言。
 現在に至っても、KISSへのニーズは尽きることがないんだ。
 (しかし、このアルバム、日本未発売・・。 現在KISSは、日本のレコード会社との
  契約がないみたいで。 失礼です! 彼らは日本をとても愛してくれてるのに。)
 
 ジーン・シモンズのよく使う言葉がある。
   「 The More We Give、The More You Want
        (与えてやればやるほど、お前らはもっと欲しがる) 」
 “ロック最大の娯楽の殿堂”でもあるKISSは、例によって性欲や食欲、名声を
 引き合いに出しながら、この言葉を吐き、どんどんエスカレートさせてきた。
 ファンはKISSを求め、さらに求め、KISSは与え、さらに与え続けてきた。

 KISSのサービスには、底がない。 永遠に与え続けるんだ。  これからも。

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2009/10/24 Sat. 23:17 [edit]

Category: HR/HM

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

m(_ _)m

新作であるSonic Boom、往年のKISSの音で好きですよ。
初登場2位って言うのは知りませんでした。凄いことですね
中々その雰囲気、日本に伝わって無いと思いますよね。

私はALIVE 2をリアルで体験してるのですがALIVEは後追いで聞きました

ジュンビキ #- | URL | 2009/10/25 05:34 * edit *

 >ジュンビキさん。
 毎度どうもです!
 私も今回の新譜も少し聴きましたが、全然変わってませんでしたね。
 いいんです、これで。  KISSは変わっちゃいけません。
 私のリアルタイムKISSは、仮面を脱いですぐの「LICK IT UP」でした。
 私は、すっぴんのKISSも、かなり好きでしたが・・。

たか兄 #- | URL | 2009/10/25 08:41 * edit *

デトロイトで開花

Kiss デトロイトで認められたとは知りませんでした。

それにしてもいつも見事な解説。圧倒されます。

タムラ・モータウンの本拠地でけばいKissが受けるとは
世の中わからないものです。

さらにアルバムを出していたとは。
ビートルズ、ヴェンチャーズ、ビージーズが再発売され、
Kiss が続く。
なにやら音楽産業は60年代70年代に回帰しているような。

ミキタカ08 #- | URL | 2009/10/25 17:57 * edit *

ワタシのKISSデビューは、「ベス」ではなく「デトロイト・ロック・シティ」でしたねぇ♪
当然アルバム「地獄の軍団」は最高の1枚であります☆

ちなみに「デトロイト・メタル・シティ」は、お気に入りマンガのひとつでありますよ!(^^)

ぶるじん #- | URL | 2009/10/25 20:25 * edit *

 >ミキタカ08さん。
 いつもいつもコメントいただきありがとうございます。
 そうなんですよ~。 KISSのデトロイト人気の謎。 
 ただデトロイトのFM局のDJが、かけまくっただけらしいですけど・・。
 でも、こいつ、きっと白人だと思いますよ。(アンチ・モータウンとか)

 確かに、現在のシーンの流れは、BACK TO 60~70'Sのような気がします。
 ダンス主流の流れも行き着いてしまったような感もありますし
 (ロックもそうでした)、いいもの、エヴァーグリーンは永遠に愛されるんだと
 思います。 我々には、とてもいい傾向だと思ってます。

たか兄 #- | URL | 2009/10/25 22:33 * edit *

 >ぶるじんさん。
 久々のコメントありがとさんです!
 「DESROYER(地獄の軍団)」。 凄いアルバムでした。
 私は、KISSでのジーン・シモンズの最高傑作だと思ってます。
 “雷神”でのヘヴィーさ、“地獄の遺産”でのグラムっぽいとこも。
 ピーターの“ベス”。 美しすぎます。 あのしゃがれ声、しびれます。
 それに、デトロイト・メタル・シティの松山ケンイチ。 ハマリすぎです。
 

たか兄 #- | URL | 2009/10/25 22:49 * edit *

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