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世界で一番愛されるデモテープ。 

              McCARTNEY          PAUL McCARTNEY

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 たぶん、この世で一番、憎まれ口を叩いても憎めないアルバムだと思う。
 あの、ビートルズのポールの初のソロアルバムです。
 「ABBEY ROAD」での、崩れてしまった巨城を立て直すべく、
 “凛”とした頑張りとリーダーシップ。 
 そして、B面の壮大なロック・シンフォニーを創造した彼に、
 世界中の人が期待するのは当たり前です。

 しかーし・・。 “えー! これかよ。”とツッコミを入れたくなる
 くらいに、貧弱でチープなアルバムでした。
 批評家に叩きに叩かれ、ブーイングの嵐。 集中攻撃。
 ましてや、「LET IT BE」発表前に発表するという“あてつけ”。
 これも、いけませんでした。 もう完全に悪役です。
 そして、大ヒットです。 ビートルズに引導渡しちゃいました。

 でも、みんなこのアルバムのことを悪く言わんのですよ。
 逆に好きだと言う人が多い。 私もその一人。
 絶対に名盤ではないのに。 
 4トラックで宅録。 ほとんど、デモテープですよ。

 その場でポッと浮かんだようなインストを5曲も入れたり、
 “Teddy Boy”はGET BACKセッションでポールが幾度とやっても
 満足できず、結局ボツった曲(ジョンがほんとに嫌ってた)だし、
 “That Would Be Something”や“Oo You”なんて、どうでもいい曲。

 しかし、宝物がある。 
 “Junk”はセンチメンタルで愛しく哀しすぎるが、キラリと輝く小曲。
 “Every Night”はシンプルなのに、コード進行が巧みで
 ギター、ベース、ドラムの絡みが冴えまくって独特のグルーヴを生んでる。
 
 そして、極めつけは“Maybe I'm Amazed”だ。
 最初ピアノの旋律から(バラードかな)と思うも、ゴスペルっぽく
 始まり、徐々に高揚していき、高いテンションのヴォーカルのまま、
 曲の核になるギターソロへ持って行く斬新な構成が見事。
 セカンドから入るシャカシャカとしたカッティングも効果的だし、
 リンダのバックコーラスもいい具合に溶け込んでる。
 間違いなく、彼のソロでの最高傑作の一つだ。

 だから、ただのチープな駄作に落ちぶれてないのだ。
 珠玉の名曲を生み出すこともあれば、目も当てられない愚曲も作る。
 それが、今日に至るポールの歴史であり、彼そのもの。
 いみじくも、このソロデビュー作がありありと物語ってる。

 でも当時、悩んでいたんだろうな。 アットホームな中にも、
 独特の暗さと閉塞感の雰囲気が漂う。 
 あれから約35年半たった今、その匂いがするアルバムを発表した。
 「混沌と創造」。 甘くてポップな彼はここにはいない。
 
 
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2005/09/18 Sun. 00:06 [edit]

Category: ビートルズ・ソロ

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

TBありがとうございました。
たか兄さんとはかなりダブりますね♪
今後もよろしくです!

Ocean #SKlGAI62 | URL | 2005/12/02 02:45 * edit *

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寝る前におやすみソングかけることある小次郎ですが、ビートルズ関連の音楽をかけてしまうと、眠気も醒めて興奮しちゃいます(*´∀`*) バック・イン・ザ・U.S.-ライヴ 2002師匠:Paul McCartneyのライブDVDを見て興奮しまくりの小次郎です[:ラブ:]いきなり「Hello Goodby

裏・彷徨える淡き独り言 | 2005/09/18 17:52

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There's One In Every Crowd | 2005/12/02 02:29

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