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ガタガタぬかすんじゃねぇ、男は背中でモノを語れ。 

       VINTAGE VINOS   KEITH RICHARDS

         keith best

           Take It So Hard
           Big Enough
           You Don't Move Me
           Struggle
           Make No Mistake
           Too Rude
           Time Is On My Side
           Happy
           Connection
           Wicked As It Seems
           Eileen
           Hate It When You Leave
           Locked Away
           Hurricane

 テレビで“けたたましく”流れてますねぇ。 
 「♪Everybody Getting High! High! High! Ah~ High! High!」
 ミックの4枚目になる2001年の目下のとこ最新ソロ作「GODDESS IN THE DOOR WAY」
 からのこの曲。 いや~、この曲なんかシングル曲でも何でもないし、私など
 記憶の片隅に「おお~、なんか“Underconer”みたいなのやってんじゃん」くらいしか
 残ってなかったこの曲をCFに採用したスタッフのセンスにゃ、脱帽しますわ。
 
 2010年も早いものであと2ヶ月弱となりました。
 今年は、ストーンズとしての新譜やツアーなんか全くなかったにも関わらず、
 ストーンズ・マニアの方にとっては、実り多き1年になったのではないでしょうか?

 昨年のストーンズ(ベロマーク)レーベルのユニバーサルへの移籍によって、
 ABKCOレーベルだったデビューからオールタイムでのレーベル統一されてから、
 再々リマスターによる過去のカタログが再発されてきた。 その“真打ち”であった
 「EXILE ON MAIN ST.(メインストリートのならず者)」リニューアル・プロジェクトに
 伴う拡張盤と映像版「STONES IN EXILE」、70年代以降のスタジオ・アルバムすべてが
 SHM-CD/紙ジャケ化と相成ったボックス・セット第2弾に、一部ながら公式化された
 1976年ネブワース・ライヴ映像などを“つるべ打ち”的にリリース。
 ストーンズ・マニアを極度の金欠に陥れたと思いきや。 更に追い打ちが・・。

 秋口からも、噂されてた72年絶頂期ライブの最高峰「LADIES AND GENTLEMEN」の
 オフィシャル映像化に、(輸入盤デラックス・エディションもあった!)、
 1969~2005年のオリジナル・アルバムのアナログLPをまとめた2種類のボックス・セット
 に、更にはロニー・ウッドの9年ぶりのソロ・アルバムなどと、 
 「一体コレ全部ゲットした超ツワモノはいるんかいなぁ・・?」と思わせるほど、
 怒涛の歴史的アーカイブ・リリースの狂騒的ラッシュが続く中で、
 いよいよ大トリである、キース御大のベスト盤の登場であります!

 それにしても、昨年のビートルズ・リマスター然り、(ついこの間の「赤青」も)
 最近でも、ディランのMONOボックスなんかもそうです。
 過去の歴史的名盤の紙ジャケ化やデラックス仕様での再発など、大変喜ばしいけど、
 いかに“ROCK”を中心としたヴィンテージ復刻市場が、良くも悪くもその本筋とは
 全く別なところで強力な“磁場”となって、マニアのみ惹きつけコントロールしているか。
 CDというソフトでは商売ができなくなってきた現在、“踊らされてる”のはマニアだけ
 なのかなとも思う。

 ただストーンズに限っては、彼らがいまだ現役バリバリであることを考えれば、
 こうした“遺跡発掘”による「ミッシング・リンク」の穴埋め作業っていうのは、
 ファンの娯楽や研究の対象以上に、それこそ本人たちのこの先向かわんとする
 活動指針に多大な影響力をもたらしていることは事実だろう。 

 それだけ今年は“意味がある”と思わせる慎重で丁寧なアーカイヴ・リリースが続いた
 ことは高く評価していいと思う。

 私としては、今年ストーンズについては、春先に書いたっきりで、あれこれと
 モノが言える立場じゃないんですが、今宵はキース御大の話によろしくお付き合いを。

  

 とはいえ、このキースのベスト盤は、コレを書いてる現在発売前です。(11月30日発売)
 が。 聴かなくても内容はわかる。  正直書くと、「今頃なに?」って感じ。
 こんなの10年以上前にリリースしててもいいのに。 でも、めでたしめでたし。
 88年の初ソロ・アルバム「TALK IS CHEAP」、同年の1stソロ・ツアーの模様を収めた
 「LIVE AT THE HOLLYWOOD PALLADIUM, December 15, 1988」(91年発表)に、
 92年の2ndソロ「MAIN OFFENDER」といった3枚のソロ・アルバムから厳選された13曲が、
 何と、初のリマスター音源にて収録される。 (コレも“やっとかよ”って感じ)
 ワイノウズ始動から20余年、今まで全く手つかずで放置されていたキースの作品が、
 初のリマスタリングがされたことを考えると、それだけでもマニアには大変価値の
 あるものになるんじゃないかと思う。 

 ここで、キースのソロのキャリアをフラッシュバックしときましょう。

 86年「DIRTY WORK」発表後、(これも主にキース主導で制作されたアルバムだった)
 ツアーも行われないまま、ミックはさっさと2枚目のソロの準備に入ってしまった。
 ツアーに出たくて仕方がなかったキースは、このミックの勝手な行動に対して、
 「ヤツ(ミック)が、ストーンズ以外でツアーなんかに出たら、喉を掻き切ってやる!」
 と苛立ちながらも、「オレ自身のために“何か”しなくちゃ、気が狂いそうだった」
 と、ストーンズへの絶対的忠誠心と、アーチストとしての活動欲の狭間で複雑な心境
 だったという。

 そのきっかけは、86年1月にロックの殿堂のディナー・パーティに出席したことからだ。
 その年に殿堂入りしたチャック・ベリーを称えるスピーチをキースが任されたり、
 オールスター・バンドのジャム・セッションでもプレイした流れを受けて、
 チャックの60歳の誕生日を祝うライブとドキュメンタリー映画である「ヘイル・ヘイル・
 ロックンロール」の音楽監督も担当することになった。

 当初は、このプロジェクトにドラマーとしてチャーリー・ワッツを誘おうと考えたが、
 チャーリー悲願のジャズ・アルバムの着手も重なって、「俺はお前のドラマーじゃない」
 とあっさり断られる。 そこで、「あの殿堂ライブで叩いてた男、良かったよなぁ」
 と、スティーヴ・ジョーダン(ds、b)の名が浮上してくるのだ。

     

 スティーヴと意気投合したキースは、彼のセッション仲間や交流があった幅広いジャンル
 からメンバーを集め出す。 ドラムも出来るチャーリー・ドレイトン(b)や、
 LA中心に活動していた元RONINでスティーヴィー・ニックスのバックでも有名な
 ワディ・ワクエル(g)に(彼は70年代からロニーのソロでも参加してたりして、
 既に顔なじみだったが)、アーロン・ネヴィルの息子のアイヴァンがキーボードで参加
 して、「X-PENSIVE WINOS(オレたち金のかかる酔いどれ仲間)」と名乗って、
 キースのキャリア初のソロ・アルバムのプランが練り上げられていく。

  「 オレはさ、黒人とツルんでるのが大好きなんだ。
    どのみち、あっちだって同類と思ってるだろうし。
    実際、人生の半分は舞台裏で黒人と付き合ってきたわけだし、
    ストレートに受け入れてもらってる。  理屈なんてないさ。
    白人といるとなんとなくストレスを感じるけど、オレにしちゃ、
    奴らといると、気が休まるんだ。               」

 実際は、87年からレコーディングはスタートしてたが、ミックがソロ・ツアーを開始
 したことで、「もはやこれまで」とばかりに、一気に制作が本格化して、88年に待望の
 ソロ・アルバム「TALK IS CHEAP」を発表。 それは、気の合う仲間たちと有意義な
 セッションの中で、音楽を純粋に愉しめる悦びに溢れた傑作に仕上がった。

       

 基本、変えられない人です。 ストーンズの代替えみたいな音なら予想はついたが、
 決してストーンズのコピーになってなかった。 
 何より、今まではストーンズじゃ1曲か2曲しか聴けなかったキースの曲が、
 アルバム丸ごと聴けるわけです。  これは嬉しかったなぁ。
 1stシングルの“Take It So Hard”のイントロのオープンGのカッティングを聴いて、
 まるで“水を得た魚”みたいに、活き活きとラフでしかもルーズにプレイする姿に、
 “キース様のご帰還なり”と、小躍りしてガッツポーズしてしまった私でした。

 続く“Big Enough”は、メイシオ・パーカー(as)、ブーツィ・コリンズ(b)に、
 バーニー・ウォーレル(key)といったJBズ~Pファンク総家の“親玉”連中を迎えて、
 奥ゆかしきお膳立てもあいまって、極上のファンク・グルーヴでアルバムをスタート。
 当時私しゃ、コレでKOされました。

 パティ・ラベルのヴォーカリストであるサラ・ダッシュとキースのド渋い低音ヴォイスの
 コントラストが素晴らしい、ニュー・ソウル系メンフィス・サウンドを想起させる名曲
 “Make No Mistake”にはゾクゾクされ、ルーズなノリで“動かねぇアイツ”と皮肉った
 “You Don't Move Me”に、キースらしいリフが煽動する“Struggle”がここでは
 選曲されてる。  しかし、このアルバムからなら、どれを選んでも問題なし。
 (後半にメロディが美しすぎるメランコリックな“Locked Away”を持ってくるとこは
  心憎い演出だなぁ)

 ベストの中盤には、「TALK IS CHEAP」リリース後に行なった13ヵ所の中規模全米ツアー
 から、88年12月15日のL.A.のハリウッド・パラディアムでのギグを収録したライヴ盤から
 4曲が収録。 しかも全部ストーンズでやったカバーとオリジナル曲を選んでる。

         

 思えば、このライブ盤のオフィシャル発表は、やや唐突な印象を受けたんだけど、
 同公演から3年が経過しようとしていた1991年に、同音源の大量のブートレグ流出の
 事実を偶然知ったワイノウズのメンバーが、「オフィシャル化を検討したほうがいいぞ」
 と発案したことにより、急遽その年の暮れに公式リリースに踏み切られた経緯がある。

 初めてのソロ・ツアーということで、この時期は何しろキースをはじめワイノウズ全員
 (担当楽器を持ち替えたりも)のモチベーション、テンションが異常に高くて、
 ショウ自体の素晴らしさはもとより、セットリストにおいてもマニアならば“勃起”モノ
 のスペシャルなステージが用意されていたことは御承知の通り。
 今回収録されているお馴染み“Happy”や本格ストーンズ・レゲエ“Too Rude”に、
 サラが復唱した、まさかの“Time Is On My Side”に、マニアを狂喜させたキース最古の
 リード・ヴォーカル曲“Connection”まで披露。 コレは想定外のサプライズだった。

 アルバムには未収録だったが、“Before They Make Me Run”、“Little T&A”もセット
 されてて、おまけにこの日はビートルズに提供した“I Wanna Be Your Man”までも、
 飛び出すはじけっぷり。 キース御満悦。 そぞかし楽しかったことでしょう。

    

  「 ストーンズじゃ、オレがプレイを止めたら全ての音が止まっちまう。
    けど、ワイノウズの連中は、オレにけしかけるのさ。
    「ちゃんとしろよ、キース!」ってさ。   ・・・。
    でも、たまにはいいもんだぜ。 尻に蹴りをいれられるのも。    」    

 そんな充実した音楽三昧のツアーを経て、リフレッシュしたキースは、ミックと和解。
 89年いよいよストーンズ本隊が再始動。 ハイテンションのままレコーディングに突入。
 劇的集中力によって短期間で「STEEL WHEELS」を完成させて発表。 初来日を含んだ
 大規模なワールド・ツアーも展開して、大大成功を収めたのは御承知の通り。

 そんな多忙を極める中においてもキースは、暇を見つけてはジョーダンやドレイトンらと
 フラリとスタジオに入ったり、バーニー・ウォーレルのレコーディング・セッションなど
 に顔を出したりしていたという。“生家”であるストーンズとしての活動が活発化するのに
 比例して、“第2の故郷”であるワイノウズを想う気持ちはますます強くなっていき、
 バンドとしての絆がさらに強まる気配をみせた時期だった。

 ストーンズが欧州での「アーバン・ジャングル・ツアー」の千秋楽を迎えた90年8月25日
 以降も、束の間のオフに入ったメンバーを尻目に、キースはワイノウズらと“ツルみ”ながら
 、ジョン・リー・フッカーやジョニー・ジョンスンのレコーディング・セッションなどに
 参加しながら(“Key To The Highway”のカヴァーはここが初出)またしても
 音楽三昧の日々を送っていた。

        

 よりソリッドで結束力が強固となったワイノウズのグルーヴは、キース+ジョーダンに
 ワディが半数以上の曲でプロデュースに加わった形で発揮され、92年の2ndアルバム
 「MAIN OFFENDER(主犯)」を発表。 前作のような派手なゲスト陣の参加はないものの、
 あくまでバンド・グルーヴを重視しただけの音で勝負したといえる1枚。
 思わず唸らされるキース節がワイノウズの生み出す音のウネリに乗りながら疾駆し、
 闊歩し、遊泳し、潜水する。 変幻自在のキース節は、ただの“ワル”乗りじゃないのだ。

 ここでは3曲がエントリーされてるが、いかにもキースらしい”間”の連続にいつしか
 顔が綻んでしまう。 来たるストーンズの“Love Is Strong”のプロトタイプ(原型)
 となった“Wicked As It Seems”に、ジョーダンの抜けのよいスネアとキースのリフの
 コンビネーションがこの時点で確固たる世界を作り出したと言える“Eileen”、
 サザン・ソウル風味のミディアム・バラード“Hate It When Love Leave”をセレクト。

 そして、ベスト盤の企画によくある新曲がプラスされることは残念ながらないけれど、
 その代わりにセットされたボーナス・トラックが目玉商品。
 2005年当時、赤十字に「ハリケーン・カトリーナのための災害救助金」を寄付した人
 だけが、ストーンズのコンサート会場でフリーCDにて入手できた“Hurricane”だ。
 ギターを爪弾きながら、ディラン風に一語一語を噛み締めながら歌うキースと、
 ロニーのスライドのみによる温かくフォーキーなバラード。 1分半ほどの楽曲だが、
 万感の思いを込めたキース版“Heart Of Gold”的歌詞に胸を締めつけられてしまう。

 また長ったらしく書き込んでしまった・・。  何ぬかしてんだろ。

 現在のところ、このベスト盤はキースの自主レーベルであるMindless Recordsからの
 輸入盤リリースのみになる。 なんで、日本盤の発売は未定だが、機会があればゲット
 していただきたいブツだ。

    

 「 ギターってのは、積荷を運ぶ牛や馬みたいなものさ(Beast Of Burden)。」

 つまり弾くために飼われている家畜(モノ)であると言い切る。
 ギターなんぞ使ってナンボ、弾いてナンボ。  所詮、プレイしてこそ宝。
 いいギターってのは、丁寧に奏でれば名器になる。 コレクションなんかクソだ。
 いかに可愛がるか、どう使いこなすかが、大事なんだと。
 人それぞれだけど、これは、キースなりのギターに対する愛情表現なのだろう。

 ハード・ロックの爆音とスピーディーでメロディアスなリフこそ、ギター・サウンドの
 最大の魅力なんだと、感化しまくっていた若いころの私だったが、
 黒人音楽に触れて、“ロックン・ロール”の魅力に引き込まれてしまってからは、
 ストーンズでの独特なフィーリングとタッチでリフを決めまくるキースのギターに
 対するプレイ・スタイルに感化され、いまだに憧れのままだ。

 「ロックン・ロールって、ギターを弾きまくらない方がカッコいいんだ。」
 キースは、そう教えてくれた。

 エラそうにガタガタとぬかしてしまいました。 
 男は黙って、背中で語れってか。    私にゃ、ムリですわ・・。
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2010/11/14 Sun. 20:53 [edit]

Category: ローリング・ストーンズ

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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