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甘美な毒を盛られた大成功作。 

     MINUTE BY MINUTE   THE DOOBIE BROTHERS

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        Here To Love You
        What A Fool Believes (ある愚か者の場合)
        Minute By Minute
        Dependin' On You
        Don't Stop To Watch The Wheels (轍を見つめて)
        Open Your Eyes
        Sweet Feelin'
        Steamer Lane Breakdown
        You Never Change
        How Do The Fool Survive?        

 ドゥービー・ブラザーズ。
 70年代のウエスト・コーストを代表するロック・バンドだ。
 でも、イーグルスなんかと比べて、なんか影響力が薄いっていうか、
 扱いが軽いような気がするんですよ。

 それはきっと、デビュー当時と、82年の解散時が、あまりにも変貌しすぎて、
 バンドのイメージや音楽性で語るには困難なのかなと。
 はっきりいって、別のバンドになってしまいましたからね。

 ドゥービーといえば、トム・ジョンストンがリーダーシップをとっていた、
 ツインギター、ツインドラムで、豪快に突っ走る、歯切れのいい
 ロックンロールだという諸氏が多かろう。(私もそのクチですが)
 しかし、このアルバムが、彼らの最も成功した作品であるといっても、
 異論をいう者は少なかろう。
 
 幸か不幸か、バンドが軌道に乗った矢先、トムが体調を崩して、 
 フルに活動できなくなってしまう。
 そして、彼らは良薬を求め、服用したのは“甘美な毒”だった。
 “甘美な毒”とは、マイケル・マクドナルドだ。
 (1976年「ドゥービー・ストリート」から参加)
 それは、甘すぎるが、効果はバツグンだった。
 しかし、彼はバンドに洗練されたテイストを吹き込むばかりか、
 バンドの方向性いや、音楽性までも変えてしまう劇薬であった。
 (おかげで、トムは隅に追いやられ脱退するはめになり、
  このアルバムでは、ゲスト参加するだけに)

 マクドナルドの軽快なピアノから始める“Here To Love You”から、
 スタートするが、特筆すべきは、ケニー・ロギンスと共作した
 “ある愚か者の場合”だ。グラミーを受賞したとか関係なく、
 これは、後世に残る名曲だ。 
 (プロデューサーのテッド・テンプルマンの功績も大きい)
 いろいろとカバーもされたけど、この曲は、彼以外歌ってはいけない。
 彼のソウルフルなんだけど、高音部がハスキーになる奇妙な歌声でないと、
 魅力が半減してしまう。

 “Minute By Minute”の洗練度はピカイチ。
 ジャズっぽくて、タイトなリズムと繊細なコーラスが耳に残る。
 この2曲が秀逸すぎて、マクドナルドのカラーが強すぎる感があるが、
 パトリック・シモンズもファンキーな“Dependin' On You”や
 今は亡きニコレット・ラーソンとのデュエット“Sweet Feelin'”なんか、
 いいアクセントつけてるし、ハードドライブな“轍を見つめて”は、
 ジェフ・バクスターのギターテクを堪能できる。
 
 しかし、マクドナルドには悪いけど、所詮“毒”です。
 体にいいわきゃありません。
 その副作用で、方向性、音楽性のズレや不満がくすぶり、
 オリジナルメンバーのジョン・ハートマン(ds)と功労者である
 ジェフ・バクスター(g)が辞めて行くことになり、
 更にマクドナルド・バンド化が進行していくのだ。
 
 とはいえ、ブルースやカントリーをベースにギターをかき鳴らしてた初期から、
 彼は、ソウル、R&B、ジャズなど多彩な要素をバンドにもたらし、
 可能性を拡げた意義は大きいし、
 70年代後半の主流になったAORの象徴的存在までになった。
 結果、田舎モノから都会派への大変身に成功したわけだ。

 もし、マクドナルドがいなかったとしたら、
 ここまでにはならなかったと思うが、変に都会じみてるより、
 やっぱドゥービーには、ギターが一番よく似合うと思う。
 だって、ドゥービーって、マ○ファナのスラングでしょ。
 それの兄弟達だもん、シャレた音楽なんて似合わないよ。 
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2005/11/18 Fri. 16:43 [edit]

Category: アメリカン・ロック

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

TBありがとうございました。

田舎モノから都会派、という表現がまさにぴったりですね。
以前からこの都会派ドゥービーっぽいアルバムがないかな
と思っています。
良かったらまたいろいろと教えてください。
今後ともよろしくお願いします。

ilukes #- | URL | 2005/12/15 10:02 * edit *

こちらこそ。

 >ilukesさん
 後期のドゥービーっぽいなら、ケニー・ロギンスの「ハイ・アドヴェンチャー」とか、
 ペイジズ(後のMr・ミスターになる二人)のアルバムなんか好きだったなぁ。
 あまりAORのネタ書いてないんで、また書きます。
 更新のゆるいブログですが、また寄ってくださいな。

たか兄 #- | URL | 2005/12/15 18:38 * edit *

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MINUTE BY MINUTE / DOOBIE BROTHERS (1978)

言わずと知れた後期ドゥービーの最高傑作。そもそもドゥービー・ブラザーズとの出会いは中学の頃、先輩の薦めで聴いた初期の作品から。 LISTEN TO THE MUSIC / LONG TRAIN RUNNIN' / CHINA GROVE...などなどしかし、私をアーバンソウル、ブルーアイドソウルと言われるよ

~ Standing Alone ~ | 2005/12/12 16:43

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