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AORに魂を売った天空の覇者。 

          I AM (黙示録)      EARTH, WIND & FIRE

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             In The Stone (石の刻印)
               ~Interlude (間奏曲)
             Can't Let Go (旋風の使者)
             After The Love Is Gone (アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン)
             Let Your Feelings Show (天空に捧ぐ)
             Boogie Wonderland (ブギー・ワンダーランド)
             Star (スター)
             Wait (ウェイト)
             Rock That! (ロック・ザット!)
             You And I (ユー・アンド・アイ)

 「なんか、すんげぇ人がいっぱいいるなぁ~」
 “レッツ・グルーヴ”のPVを初めて観た時、そう思ったもんです。
 日本人は、みんなアースが大好きだ。
 私も同様、かつてアースを愛した一人であります。
 初リアル・タイム・ヒッツは“レッツ・グルーヴ”(なまむぎ~なまたまご~♪)で、
 初アルバム体験は、「POWERLIGHT(創世紀)」なんで、
 「アースって、テクノ・バンドなのかな?」と、
 とんでもない誤解からの入り口からのスタートなんですが・・。

 後追いだけど、アースがファンキーで最高にイカした奴らだと気づいたのは、
 78年発表のベスト盤を聴きまくった時だった。 
 あの“セプテンバー”や“宇宙のファンタジー”なんかに、人気があったけど、
 私はもっとファンキーで、モーリス・ホワイトがスライの革新性にヒントを得た、
 アース史上最高のシングル、“シャイニング・スター”や、
 たたみ掛けるホーン・アレンジとベイリーのファルセット・コーラスが、
 複雑に絡み疾走するリズム・ファンク、“ゲッタウェイ”の方が、
 めちゃくちゃカッコよかったよなぁ。
 
 アメリカでは、この75年から76年の「灼熱の饗宴」や「魂」が評価が高いけど、
 日本じゃアースっていえば、「ALL 'N ALL(太陽神)」なのかな。
 長岡秀星の描くジャケット・シリーズが続く、ピラミッドや占星術なんかの、
 古代神秘ロマンあふれるイメージを前面に、ディスコの雄として、
 “神”の如く崇められてたっけ。

 アースがここまでメジャーになったのは、ズバリ。
 黒人層から白人層への脱却だ。 “売れ線狙い”が効を奏したわけ。
 モーリス・ホワイトのこの戦略は見事に成功、チャートの常連にのし上がり、
 ダンスフロアでは、アースでみんな“フィーバー”したのだ。
 ただ好敵手である、ファンカデリックのジョージ・クリントンからには、
 「あいつらは、白人に身売りしやがった」などと、痛烈に批判されていたけど。

 その“身売り”の極みが、この「黙示録」だ。
 ただし、人によっては、この作品をアースの最高傑作という人も多い。
 ブラックが白人層をターゲットにした(都会派的、FM向きの)ポップ・サウンド、
 いわゆる、アーバン・コンテポラリー(もう死語・・)の代表作でもあり、
 象徴的アルバムともいえるからだろう。

 ディスコ・サウンドとAORという当時の主流を合体させた、
 “おいしいとこ全部取り”で、売れに売れまった。
 まず、AORシーンの売れっ子、デヴィツド・フォスターと手を組んだことが大きい。
 彼らの代表的バラード“アフター・ザ・ラヴ・イズ・ゴーン”は、
 元々は、フォスターとジェイ・グレイドンのコンビ「AIRPLAY」の曲。
 オリジナルは、共作のビル・チャンプリン(現シカゴ)のヴォーカルが感動的だったが、
 サビのベイリーのファルセット・ヴォーカルもなかなかのもの。
 琴線に触れるというか、腹立たしくなるほど、ツボを得たいい曲だもんなぁ。

 そして、ディスコの雄はエモーションズを従えて、“ブギー・ワンダーランド”で、
 ダンスフロアを席捲して、もうディスコ・シーンの主役はアースだった。
 私のこのアルバムのベスト・トラックの、小刻みなホーン・アレンジがカッコいい、
 ポップ・ファンク“石の刻印”から、モーリスのカリンバの奏でから、
 更にポップな“旋風の使者”への流れは、「踊るな!」と言われたって無理な話。
 
 しかしこれから以降は、キラリと光る曲がポツポツあるも、
 だんだん失速して、ダメになっていくんだけど・・。
 ダメになっていく理由は、流行に走りすぎ(テクノに懲りすぎたことも)、
 先の“身売り”による“すたれ”が一番なんだろうけど、
 私は、左利きのギター・カッテイングの名手アル・マッケイが、
 80年の「フェイセス」を最後に脱退してしまったことを忘れていないかと。

 曲作りはもちろん、彼の巧みで表情豊かなカッテイングは、
 ヴァーディン(bs)と並び、アースのリズムの屋台骨を支える重要なパートだった。
 “シャイニング・スター”のイントロの低音部は、ヴァーディンかと思ったら、
 アルがEのオープンでプレイしているみたいだし、
 あの“セプテンバー”のノリとグルーヴ感はアルのカッテイングがすべてだ。
 
 自慢のフェニックス・ホーンズもとっくにクビにしちゃったし、
 あのモーリスも病気で引退してしまった彼らも、
 完全に“過去の遺産”を引き継ぎ、ベイリーとヴァーディンを中心にして、
 日本じゃ、今もなおアースは人気者だ。
 
 もうピラミッド・パワーも、神通力もありもしない彼らだけど、
 70年代ディスコが見直されている昨今、ミイラの如く生き続ける、
 彼らの存在は貴重。 微笑ましい限りだ。
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2006/02/19 Sun. 11:33 [edit]

Category: BLACK

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

E.W&Fのアルバムは

どれを購入していいのか迷っちゃうのよね・・・。(^^;

結局ワタシはベスト盤に落ち着いてしまったのですが、オリジナル盤を選ぶとすれば、「太陽神」かこの「黙示録」になっちゃうのかなぁ?

ぶるじん #- | URL | 2006/02/20 21:46 * edit *

ベスト盤の多いのもなぁ・・。

 アースのベスト盤の多いことったらねぇ。
 以前BOXで出た「THE ETERNAL DANCE」は素晴らしいセットだったんだけど。
 私の持ってるベスト盤でドイツ盤のがあるんだけど、初期から“Sunday Morning”まで入ってる優れモノ。 レーベルを超越した(無視した?)選曲はスゴイですよ。

たか兄 #- | URL | 2006/02/21 20:45 * edit *

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