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ロックおやじの居直りとぼやき節。 

       ROCK AND ROLL HERO    桑田佳祐

           amazonへ

           HOLD ON (It's Alright)
           ROCK AND ROLL HERO
           或る日路上で
           影法師
           BLUE MONDAY
           地下室のメロディ
           東京
           JAIL~奇妙な果実~
           東京ジプシーローズ
           どん底のブルース
           夏の日の少年
           質量とエネルギーの等価性
           ありがとう

 ここ最近のニュースを見てるとつくづく思う。
 「いい加減、アメリカに頼るのやめたらどうなん」って。
 在日米軍再編だって、いくら“同盟”面されたって、安保という印籠の前には、
 「ははぁ~」と何も逆らえず、とんでもない負担額を回されるはめに。
 結局、中国や北朝鮮への抑止力を高めたいアメリカの意図のいいなり。
 拉致問題だって、横田婦人が、直接“泣きついた”のも大統領だし。
 (日本の政治家、何やってんの、まったく)
 BSE問題だって、たぶん、あやふやのまま再開されそうだし。

 あ~、やだやだ。
 大事なことなんだけど、こんなことでぼやきだした自分が嫌になってくる。
 (そんな歳になってきたのかな・・)
 タイトル曲みたいに、まさに、
   「 米国(アメリカ)は僕のHero
     我が日本人(ほう)は従順(うぶ)なPeople 」 そのもの。
 歌詞の聞き取りにくい独特の桑田節は、天才的語呂合わせと韻を踏んで、
 辛辣すぎる“自虐ネタ”にひた走る。
   「 安保(まも)っておくれよLeader 過保護な僕らのFreedom 」 
   「 国家(くに)を挙げての右習え 核なるうえはGo With You 」
   「 円で勝つ夢はMelt Away 後は修羅場だ。
                泡沫(あわ)のようにすべてが消えた 」

 T REXの“Get It On”のリフをパロって、ホンキー・トンク風に展開するこの曲。 
 めちゃくちゃかっこいいけど、軽快なロックンロールの裏側に、
 哀しき日本人の性(さが)を自嘲する。
 おまけに、米国の象徴的炭酸飲料のCMキャンペーン曲だったという皮肉とジョーク。 
 いやはや・・。

 ディランを真似たら右に出る者なしの“Hold On(It's Alright)”は、
 「 縁がありゃ(Ain't Got) 」「 優雅な(You Got) 」「 愛がありゃ(I Got) 」 と、
 現代風刺絵巻を勢いづける、この空耳シャウト(たぶん無意識に)で景気よくスタート。
 サイケデリックなオルガンが、ショッキング・ブルーを意識させる、
 “Blue Nonday”や、クリームの影響強い“地下室のメロディ”に、
 “JAIL~奇妙な果実~”は、ZEPのリフをイメージさせるし、
 “夏の日の少年”は、バーズみたいなフォーク・ロック。
 “質量とエネルギーの等価性”では、デジタル・ロックに挑戦し、ラップまで披露。

 極めつけは、真正面からジョンに挑んだ“影法師”だ。
 「Baby!・・」と、溜めに溜めた思いを吐き出すヴォーカルは、なりきり度100%以上。
 間の取り方といい、音数を極限まで削った空間の創り方といい、
 “Mother”そのものだ。
 ここまでいけば、パクリだのコピーだのといった雑音も、彼に関して言えば、
 その要素すべてが、彼のオリジナリティの一部なのだと納得させられる。

 しかし、“洋楽かぶれ”だけに甘んじてる彼ではない。
 日本歌謡の最後の伝道師は、ここでも“昭和”を匂わせる歌曲も、
 しっかり織り込んでいる。
 歌謡曲なのかポップスなのか、 ロックなのかブルースなのか理解に苦しむ、
 3拍子のドラムとピアノの単音が雨音にすら聞こえるダークな“東京”なんか、
 日本人にしか(彼にしか)書けない曲だし、
 ラストの“ありがとう”は唱歌の域で、懐かしい校歌のようだ。
  
 ただ、このあまりによくできた60~70年代ロックの贋作(がんさく)集は、
 全編ぼやき節だ。
 「夢の続きは見れそうもない」だ、「心にさす傘はない」だの、
 あげくには、「人間なんて嫌だ」なんて言う始末。
 何がそんなに不満なの?って言いたくなるほどだ。
 富も名誉も人気もすべてを得たはずの、あなたなのに。
 ただ聴けば聴くほど、哀しく情けなくなってくる。
 こんなロック・アルバムありゃしない。

 しかし、意義もある。
 これが、国民的ポップバンド“サザン”の桑田のソロだということだ。
 それを忘れてはいけない。 
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2006/05/09 Tue. 22:35 [edit]

Category: サザンオールスターズ

Thread:邦楽レビュー  Janre:音楽

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