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悲しくも純粋な終りなき夏。(2) 

       僕の中の少年      山下達郎
               
          amazonへ

         新・東京ラプソディー
         GET BACK IN LOVE
         The Girl In White
         寒い夏
         踊ろよ、フィッシュ (Album Version)
         ルミネッサンス
         マーマレイド・グッドバイ
         蒼茫(そうぼう)
         僕の中の少年

 前回に引き続き、“大人の夏”でお付き合いを。
 このキーワードで思い浮かぶといえば、これも月並みなんだけど、
 やっぱ、この人でしょう。
 ブライアンの項でも書いたけど、
 どことなく懐かしさと少し悲しさを感じるのが、“大人の夏”。
 サザンやチューブのような定番中の定番もいいんだけど、
 かつての定番(あえてそう呼ぶ)だった彼のこの一枚の、
 成熟度の高さと内省的一面は、“大人の夏”にぴったり。

 本人曰く、「シンガーソングライターのコンセプト・アルバム」だという。
 彼が自らの少年の心との決別をテーマに、アイデンティティや思想を目論んだ、
 プライベートな(内面的)作品だ。
 またそれは、リゾート・サウンドの金字塔である「FOR YOU」路線との決別でもあった。

 前作「POCKET MUSIC」で培ったデジタル・テクノロジーのノウハウによって、
 よりパーソナルなレコーディングが可能になったことも大きいけど、
 アナログ時代のバンド・サウンドから、彼による打ち込みや多重録音が増えてくる。

 アナログでいうA面は、比較的明るいというか外へ向けての歌で占められる。
 (しかし内容はけっして解放的ではなくて、率直な思いや成熟した視点で歌われる)
 緑色の自転車をこぎながら、昭和へのオマージュを込めた懐かしい匂いのする、
 (ラストで、「楽し都、恋の都♪」と、「東京ラプソディー」の一節を、
  まりやさんと村田和人氏のコーラスで巧みに折り込んである)
 “新・東京ラプソディー”は、セピア色の情景が浮かんでくるようだ。

 彼の初のバラード・ヒット“GET BACK IN LOVE”も、彼だからこそ、
 “去っていったあの人”のことを歌っても、メソメソと未練たらしくなく、
 壮大なバラードで感動させられるのだ。(このオケいい音してるよ、ほんと)
 それと、夫婦合作となった“寒い夏”も隠れた名曲だ。
 歌詞がいいんだ、コレ。(まりやさんのペンなんだけど)
 これも“去っていったあの人”のことを歌ってるんだけど、女性の視点から見た、
 男の心情を歌ってるのも面白い。 (実に繊細に表現されてる、素晴らしい)
 それに、服部克久氏によるストリングスも見事にマッチしている。
 これも、素晴らしい。
 
 そして、元祖リゾート男、復活(?)の、サマー・チューン“踊ろよ、フィッシュ”だ。
 これは、シングルで出されたヴァージョンより、このアルバムでのミックスの方が、
 より軽快で躍動感あふれる出来に仕上がってる。
 (エコーを少なくした為、ヴォーカルが前面に出て、その分音圧が出る結果に。
  テンポも若干アップしてるかな。 転調やコード進行も面白い。
  歌詞も変えて、「おくれよ、ベイビー」なんて、かっこいいこと)

 対して、B面に当たるのは、内省的というか、大作志向の強い曲が多い。
 打ち込みによる音で、星座を織り成すかのように神秘的に構築される、
 “ルミネッサンス”、
 放浪する心を、16ビートに乗せる“マーマレイド・グッドバイ”ときて、
 達郎流ゴスペルで、人生観の本質をストレートに歌い上げた名曲、
 “蒼茫(そうぼう)”が心を打つ。

 「限りない命のすきまを、やさしさは流れていくもの。
  憧れや名誉はいらない。 華やかな夢も欲しくない。
  生き続ける事の意味。  それだけを待ち望んでいたい。」

 聴いた若かりし頃は、漠然としてピンとこなかったけど、
 この歳になって、ようやくこの問いかけの意味が分かるようになった。
 しかし、“僕の中の少年”のように、自らの少年性に別れを告げなきゃ、
 ほんとの大人にはなれんのです。
 ただ、私はまだ少年の心をどことなく持っていたく思う。
 彼ほど、成熟してませんから。
 
 人生の中の“夏”もさまざま。
 そろそろ夏がやって来ます。
 今年も、いい夏にしたいものです。                  
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2006/07/11 Tue. 16:16 [edit]

Category: ナイアガラ関連

Thread:懐かしい音楽  Janre:音楽

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