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神がギラギラしてたあの頃。 

      JOURNEYMAN    ERIC CLAPTPN
                
         amazonへ

         Pretending 
         Anything For Your Love
         Bad Love
         Running On Faith
         Hard Times
         Hound Dog
         No Alibis
         Run So Far
         Breaking Point
         Lead Me On
         Before You Accuse Me

 休み明けの一発目、何にしようかと思いましたが、
 3年振りの来日が決まった、クラプトンにしました。
 ロックの偉人の中でも、彼ほど“日本”に来てくれる人はいないだろうなぁ。
 ツアーをやるたび、必ず来日してくれるもんなぁ。(復活CREAMは残念だったけど)
 91年に、あのライブに消極的だったジョージ・ハリスンを、
 「日本のオーディエンスなら、きっとうまくいくよ。」と口説き落として、
 来日公演を実現させたのは、クラプトンだったから、
 よほど、日本のファンを心得ていてくれるんでしょう。
 幸せなことです。 あぁ、“神”に感謝。

 今年の5月から、欧州ツアーが始まってますが、今回はとても興味深い内容のようだ。
 昨年出た「BACK HOME」に伴うツアーだけど、まずバック・メンバーに、
 長年連れ添ったネイザン・イースト(b)や、スティーヴ・ガット(ds)の名前がなく、
 ずっと左側で支えていたアンディ・フェアウェザー・ロー(g)さえいない。
 なんと、メンバーをガラリと一新して、ウィリー・ウィークス(b)や、
 スティーヴ・ジョーダン(ds)のグルーヴ系の名手のリズム隊に、
 「RIDING WITH THE KING」で起用した左利きのドイル・ブラムホール2世(g)と、
 オールマン・ブラザーズから、デレク・トラックス(g)がサイドを固める布陣に。
 いやぁ~、意欲を感じるなぁ。(あの歳でも若手とヤり合う気力マンマンだもん)
 これは、かなりグルーヴィーな演奏になりそうだ。

 それは、セット・リストを見ても明らかだ。
 久しくプレイしてなかった“Everybody Oughta Make A Change”や
 “Motherless Children”、“After Midnight”なんかを基本セットに入れて、
 アコ・セットでは、「LAYLA」から“I Am Yours”と“Nobody Knows You ~”に、
 (ツアー当初は“Anyday”も演奏してたみたい)
 “Back Home”に“Running On Faith”と、もう“Tears In Heaven”や、
 “Change The World”は飽きちゃったみたいだし、
 最近は、後半に“Further On Up The Road”を持ってきてる日が多いようで、
 70年代から現代まで幅広く、グルーヴが重視された曲を演ってくれてるようだ。

 そんな今回のツアーのオープニングを飾るのが、このアルバムと同じ、
 “Pretending”だ。 (これも久々にプレイ!)
 ワイルドなワウワウが力強いこの曲を頭にもってくるとこからして、
 “つかみ”は十分。 盛り上がらないわけがない。
  
 ツアーの話が長くなったが、この作品のリリース('89年)当時の彼は、
 ロング・ヘアーにベルサーチのスーツを着こなして、キャリアの中でも、
 一番脂の乗ってた時期。 ヴォーカルも円熟味が出てきて、プレイも変幻自在。
 アコギなんて見向きもせず、ブラッキーを時にはメロウに、時にはブルージーに、
 そして時には火の出るように激しく、“泣かせまくってた。”

 このアルバムの制作の頃、もともとはブルースのオール・カヴァー・アルバムを、
 考えてたそうだ。
 (道理で、オリジナル曲も外部に頼ってしまってるし、それにカヴァーを少々という内容。
  やっぱ、かなりソングライティングに行き詰ってたんだろうなぁ。)
 しかし、プロデューサーにラス・タイトルマンを初めて起用した手前、
 行き詰った状況を彼の手腕に託そうと、ゲストも豪華にいっぱい呼んで、
 セッションを開始。 「ブルース・カヴァー・アルバム」は次にとっておくことにした。

 だから、曲は正直“やっつけ仕事”っぽい感じが多い。
 “Layla”のイントロと“Badge”のブリッジを足して割ったような、
 “Bad Love”は、ヒット狙いすぎだし、ロバート・クレイと膝突き合わせて、 
 でっち上げた“Old Love”(それにしてはイイ出来)や、
 やたら派手にドタバタしてる“No Alibis”や、
 ハリスン作の“Run So Far”は、どうもクラプトンには合ってない感じだし、
 カヴァー曲の意外性もあって、バラバラな感じがするんでけど、
 タイトルマンがゲストを適材適所で起用、うまく統一感を生み出している。

 当のクラプトンのプレイは、言うことなし。
 ワウワウはもちろん、タメにタメた超人的チョーキング・プレイや
 ブルース・フィーリングは、もう鉄人の域。
 80年代のシンセの音の海の中でも、けっして溺れることなんてない。
 そう、ギラギラとしてたんだ。 プレイも魂も。

 しかし、ギラギラしてたのはここまで。
 あの“事故”をきっかけに、内省的な心のスタンスをとっていき、
 そして、新たな道を歩んで大成功に繋がっていく。
 それは、装飾を剥ぎ取りシンプルに自己を表現していく。
 アコースティックを握り直したのは、きっと自然な流れだったのかな。
 あの曲がなければ、彼は立ち直ることができなかったのだから。
 
 今回のツアーでは、その曲はセット・リストからはずれている。
 もう飽きちゃったんのではと、冒頭に書いたけど、
 もう歌う必要がなくなったんだろう。
 新たな幸せを掴んだ今の彼の姿こそ、コナー君の最大の供養。
 頭の隅に残ってた、CREAMの仲間との再会も果たせ、
 後は、己の歴史を振り返るも、ブルースを探求するも、新たな領域に挑戦するも、
 自由だ!!  もう何も言うことはなかろう。

 過去の「もうライブはやらない」発言なんて、どこ吹く風。
 還暦すぎても、この意欲とポジティヴな魂。
 恐るべし現役。  頭が下がります。
 
 プレイすることに喜びを知る“神”ほど強いものはない。
 今の“神”は枯れてなお、ギラギラしてるのかも。 
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2006/09/05 Tue. 23:48 [edit]

Category: エリック・クラプトン

Thread:洋楽CDレビュー  Janre:音楽

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この記事に対するコメント

『Journeyman』は、レコードではなくCDで買った初めてのクラプトン・アルバム。これを聴くために安いCDプレイヤーを買ったようなものでした(笑
そんなことからも印象に強い1枚ですが、内容も充実。歌もギターも力強く変わってきたのが、このアルバムあたりからではないでしょうか。
だから、今回のセットリスト1曲目に「Pretending」が来ているのを見て、実は「おっ!」と喜んでいるのです。来日が楽しみです♪

ocean #SKlGAI62 | URL | 2006/09/08 23:31 * edit *

 >Oceanさん。
 どうも、しばらくです。
 “Pretending”のオープニングは、クラプトンの意欲と気合を感じますね。
 たぶん、サプライズがない限り、来日でもこれでくるでしょう。
 欧州ツアーでは、最初の方は、続いて、“So Tierd”だったんですが、
 後半では、“I Shot The Sheliff”に変えたようですが、(ちょっと残念)
 この流れもいいですな。 どんなソロを泣かせてくれんでしょ。
 楽しみです。
 

たか兄 #- | URL | 2006/09/09 23:03 * edit *

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